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ヒョンに覗き込まれて
その表情があまりにも穏やかで泣きそうだ。
「ヒョン…僕、ヌナのために何とかしたかったんです」
「うん」
「会えなくても、ヌナが幸せでいてくれればそれだけでいいって」
「うん」
「僕の愛はアガペーで、献身的で、見返りなんて求めてなくて…会えない苦しみも悲しみも、ヌナのためなら耐えられるし…むしろ痛みすら感じないんじゃないかって…過信してました」
なにが究極の愛だ。
ただ身勝手に好きになっただけなのに。
ヒョンの大きな手が僕の背中をゆっくりと撫でる。
その体温に我慢できず、涙がボロボロこぼれた。
「ヒョン…ッ僕は、最低です。どうしようもないクソ野郎です。御託ばかりならべてッ…嘘ばかりついて…ッ。結局は自分のことしか考えてないッ」
どれだけヌナが幸せでも。
どれだけヌナが笑っていても。
「僕はその隣りにいたい。会いたくて会いたくて…仕方ないんだ…ッ」
抱き寄せられて、ポンポンと
一定のリズムで背中をさすられて、
嗚咽まで上げてしまって。
僕の呼吸が少し落ち着いた頃、
ホビヒョンが僕の両手を繋いで、
立ち上がらせた。
「…なら、会いに行こう」
「え…?」
顔を上げると、少し離れた場所で
ポケットに手を突っ込んだソクジニヒョンが
小さくて厚い唇をニンマリさせて立っていた。
「お前、一体何日使い物にならないままでいるつもり?」
「ご、ごめんなさ…」
「まったくー、ミンホールディングスから契約切られてうちは火の車なんだからね?早く身を粉にして働いてくれないと困る」
目の前に放り投げられた車のキーを
反射的に受け取る。
「え…?これ、」
「ユンギの車はいつも3台。地下の駐車場で3手に分かれるから一人じゃ無理だからね。ジミンとテヒョンも使えば良い。あ、もちろん2人分の人件費は給料から天引きしとくから」
「ヒョンッ!いいんですか?!」
「もうヤケクソだよ、アッヒャッヒャ!」
接触禁止って契約をまかれてるのに…
何かあったらヒョンも会社も大変なことになるのに。
「ストーカーなのか純愛なのか僕はよく知らないけど、当たって砕けてくれば?振られたら飲みに連れてってあげなくもないよ」
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kiku(プロフ) - このお話を読んだ後またMV観たらお話とリンクしてボディガード設定にしか見えなかったです。キュンキュンしました。オサナイ様の想像力に毎度乾杯！ (10月12日 23時) (
レス) id: 5e67e06b21 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆ様、いつもありがとうございます♡私と共に打倒魔王ですねw来世に期待しましょうwモラトリアムの方、話し忘れたので見返して書き始めましたwまたお待ちしてます♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - りるさん» りる様、いつもありがとうございます♡付き合ったあとの喧嘩も書いてみたかったなぁと思いつつ、リハビリなのでここまでになりましたw今回も最後まで読んでいただき嬉しいです♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - reiさん» rei様、いつもありがとうございます♡逃避行した後でも色々喧嘩しながらずーーーっと大好きでいてくれそうですよね♡最後までお付き合いありがとうございました♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ｵｻﾅｲ様、ストーカーJK完結ありがとうございます✨来世でぜひ世界を救わせて頂きますので、再来世は爆イケJKに毎日毎分毎秒愛される人生をよろしくお願いしたいところです💖モラトリアムの続きを楽しみにしております😆 (9月2日 9時) (レス) @page50 id: 904312cb69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2023年7月16日 13時
