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髪を掴んで、顔面を床に叩きつけたオッパ。
「その証拠が何になんの?まさか俺の妹に手ぇ出しておいて、法で裁いてもらえると思ってるわけじゃねぇよな?そんな幸せな頭なのお前?」
痛みに意識を飛ばしかけた元カレの手に
タバコをぎゅっと押し付けると、
絶叫と共に床を転がり回った。
「寝んな」
相変わらず冷酷なオッパ。
立ち上がって電話をしたかと思えば、
「連れてけ」
数人の男達が元カレの腕を掴んで、
部屋を出ていった。
『オッパ…』
「チョン・ジョングク。お前の過剰防衛も一緒に揉み消しといてやる。だから、大人しく消えな」
「ミン・ユンギさん、僕は…」
「お前も消されたいの?」
『オッパ!』
「早く消えろ。二度とAに会うな」
ジョングク。
「…失礼致します」
ジョングク。
目も合わせてくれないの?
最後にもう一度深くお辞儀をして
去っていく背中を見てることしかできない。
『ジョングクッ!!』
もう、私の声も届かない。
ジョングク。
これでもう、お別れなの?
「A、帰るぞ」
『…や…だ』
「一人暮らしがどんだけ危険か分かっただろ」
『じゃあまたジョングク雇うから。私が雇用する分には問題ないでしょ?!』
「それは許さない」
『オッパ…ッ』
「ああもう…泣くな。病院行くぞ」
無理矢理手を引かれて、
オッパのキャデラックに放り込まれた。
『オッパなんて大キライッ』
「ぐずってても可愛いだけだぞ、泣き顔はオッパの大好物だからな」
「最低!!」
オッパの顔を見たくなくて、
車窓に額をつける。
「勘違いするなA。アイツはビジネスでお前の側にいただけだ」
『…』
「それ以上でもそれ以下でもないんだよ」
『そんなの…』
分かってるよって、言えなかった。
だってジョングクは覚えててって言ったから。
ジョングクより私を愛して献身的な人はいないって。
そうでしょジョングク。
そうだよって、言ってよ。
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kiku(プロフ) - このお話を読んだ後またMV観たらお話とリンクしてボディガード設定にしか見えなかったです。キュンキュンしました。オサナイ様の想像力に毎度乾杯！ (10月12日 23時) (
レス) id: 5e67e06b21 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆ様、いつもありがとうございます♡私と共に打倒魔王ですねw来世に期待しましょうwモラトリアムの方、話し忘れたので見返して書き始めましたwまたお待ちしてます♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - りるさん» りる様、いつもありがとうございます♡付き合ったあとの喧嘩も書いてみたかったなぁと思いつつ、リハビリなのでここまでになりましたw今回も最後まで読んでいただき嬉しいです♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - reiさん» rei様、いつもありがとうございます♡逃避行した後でも色々喧嘩しながらずーーーっと大好きでいてくれそうですよね♡最後までお付き合いありがとうございました♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ｵｻﾅｲ様、ストーカーJK完結ありがとうございます✨来世でぜひ世界を救わせて頂きますので、再来世は爆イケJKに毎日毎分毎秒愛される人生をよろしくお願いしたいところです💖モラトリアムの続きを楽しみにしております😆 (9月2日 9時) (レス) @page50 id: 904312cb69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2023年7月16日 13時
