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支離滅裂で、何言ってるか分からない私の言葉を、ジョングクが当たり前のように受け止めて抱きしめてくれているこの事実。
それから、優しく触れた唇と。
そっと私の髪を撫でる大きな手。
今まで触れ合ったことなんてほとんどなかったのに、
どうしてこんなに安心するんだろう。
「あー僕今夢見てるのかな。ヌナにキスされて、ヌナを抱きしめてる」
『言っとくけど、今までもっとおかしなことしてたよ』
「ふふ、そうですね。でももう、できないんですね」
『え?』
この前も…言ってた。
「ねぇヌナ、僕の愛は海より深いでしょう?」
ジョングクが、自慢気に、でも寂しそうに、
何かを伝えようとしてる。
私を真っ直ぐに見つめる大きな黒目は、
小さな宝石がたくさん詰まってるみたいに
キラキラしてる。
それが悲しくて、
息ができない。
「愛してますAヌナ。僕以上にヌナを愛して僕以上にヌナに献身的な存在なんてこの世にいません。これからもずっと。それは変わらない事実です」
『…何回も…聞いたよ』
声が震える。
ジョングクが、優しく微笑む。
「何回も言いたいんですヌナ」
慈しむように、指先で私の頬や唇を、
何度も何度も撫でてくるから、
また涙が込み上げてくる。
ねぇ。
その先に続く言葉はきっと、
私を打ちのめすんでしょう。
やめて。
聞きたくない。
「僕の仕事のこと、ヌナに話したことなかったよね?」
『え?』
私の肩に添えた手に、少し力がこもる。
ジョングクの目が、赤くなってる。
確かに私はジョングクのこと、
なんにも知らない。
「実は僕、ヌナのボディーガードだったんです」
『は…?』
ボディーガード?
誰が?
ジョングクが?
うそ。
ジョングクが頬を掻いて、それから
ぶっきらぼうに最敬礼した。
「ヌナのお兄さんに依頼されたんです、ヌナにバレないように、ヌナを守ってほしいって」
“僕の仕事はヌナの警備員です”
確かに、そう言ってたけど…。
過保護な兄と父がやりそうなことだけど…。
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kiku(プロフ) - このお話を読んだ後またMV観たらお話とリンクしてボディガード設定にしか見えなかったです。キュンキュンしました。オサナイ様の想像力に毎度乾杯！ (10月12日 23時) (
レス) id: 5e67e06b21 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆ様、いつもありがとうございます♡私と共に打倒魔王ですねw来世に期待しましょうwモラトリアムの方、話し忘れたので見返して書き始めましたwまたお待ちしてます♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - りるさん» りる様、いつもありがとうございます♡付き合ったあとの喧嘩も書いてみたかったなぁと思いつつ、リハビリなのでここまでになりましたw今回も最後まで読んでいただき嬉しいです♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - reiさん» rei様、いつもありがとうございます♡逃避行した後でも色々喧嘩しながらずーーーっと大好きでいてくれそうですよね♡最後までお付き合いありがとうございました♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ｵｻﾅｲ様、ストーカーJK完結ありがとうございます✨来世でぜひ世界を救わせて頂きますので、再来世は爆イケJKに毎日毎分毎秒愛される人生をよろしくお願いしたいところです💖モラトリアムの続きを楽しみにしております😆 (9月2日 9時) (レス) @page50 id: 904312cb69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2023年7月16日 13時
