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やばい。
ジョングク…。
怒りで我を忘れてる。
血液が床に溜まってる。
あっちはもう意識が飛んでしまってるから、
これ以上やったら本当に死んでしまう。
『ジョングクッ!!!やめなさいって言ってるでしょ?!』
「離してくださいヌナ!なんでこんな奴庇うんだよ?!」
『そんなのッ』
「縛られて!こんな酷い目に合って!なのになんで!情でも湧いてるんですかこのクズに!!」
『バカッ!!!こんな奴のために言ってない!!!!』
苛立つジョングクのパーカーを掴んで引き寄せる。
それから。
「ッン!!」
無理矢理、キスをした。
生暖かい感触。
目を見開いたジョングク。
思考がとまったように呆然と私を見つめる。
『あんたのために言ってんの!!他の誰でもない!!あんたのために!!!!』
私、なに言ってるんだろう。
なにやってるんだろう。
でも、聞きたい。
なんでいつも守ってくれてたの。
なんで黙って殴られたの。
うんざりするほどつきまとわれて、
気付けば背後に居て…
いつの間にかジョングクがいる生活が
当たり前になってた。
ジョングクが死んだって聞いた時も、
過剰防衛で逮捕されるかもって思った今も、
私…。
『…いなく…なってほしくないの』
「えッ」
だから、止めたの。
コイツなんかのために、
私なんかのために、
ジョングクの人生が、
狂わされてほしくない。
『いいの?‥逮捕されたら…もうッ!!!近くに居られないん だからね?!そばに居たくないの?!私から離れたいわけ?!後先考えて行動しなさいよ馬鹿ッ!!!!』
涙をこらえて、そう叫ぶと、
ジョングクが顔をぐしゃぐしゃにして、
力強く私を抱きしめた。
「ヌナッ」
ジョングクの香り。
体温に包まれる、苦しいほどに。
「ごめんなさい僕、Aヌナの側に…いたいです」
『……うん』
「もっと…早く…助けたかった…ごめんなさい」
『あんたのせいじゃない』
「僕が嫌なんです」
ジョングクが、
涙の溜まった私の目尻にキスをした。
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kiku(プロフ) - このお話を読んだ後またMV観たらお話とリンクしてボディガード設定にしか見えなかったです。キュンキュンしました。オサナイ様の想像力に毎度乾杯！ (10月12日 23時) (
レス) id: 5e67e06b21 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆ様、いつもありがとうございます♡私と共に打倒魔王ですねw来世に期待しましょうwモラトリアムの方、話し忘れたので見返して書き始めましたwまたお待ちしてます♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - りるさん» りる様、いつもありがとうございます♡付き合ったあとの喧嘩も書いてみたかったなぁと思いつつ、リハビリなのでここまでになりましたw今回も最後まで読んでいただき嬉しいです♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - reiさん» rei様、いつもありがとうございます♡逃避行した後でも色々喧嘩しながらずーーーっと大好きでいてくれそうですよね♡最後までお付き合いありがとうございました♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ｵｻﾅｲ様、ストーカーJK完結ありがとうございます✨来世でぜひ世界を救わせて頂きますので、再来世は爆イケJKに毎日毎分毎秒愛される人生をよろしくお願いしたいところです💖モラトリアムの続きを楽しみにしております😆 (9月2日 9時) (レス) @page50 id: 904312cb69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2023年7月16日 13時
