MONDAY ページ3
彼氏のことをふと考える。
別に心の底から愛してる訳じゃない。
燃えるような恋でもない。
ただ、弁護士という仕事のせいか
高年収で相手のプライドを傷つけてしまうからか、
はたまた私の気の強そうな容姿と言動か。
普通のサラリーマンと付き合ってもうまくいった試しがなく、出会いの場もなく、このままずっと一人で生きていくのかなぁなんてぼんやり考えていた矢先に出会ったのが彼だった。
容姿もそこそこ良く
清潔感があって、服のセンスも好み。
好きな映画、好きな小説や作家、
好きなレストランも全く同じで、
驚いたことを覚えてる。
さらに職業は国際弁護士で、私のことが好きだって何度も言ってくれて…。
だから、付き合った。
でも恋愛なんて何がきっかけか分からないし、
これから二人でそういう気持ちを育てていけばいい。
だってここまで気が合う人なんてなかなかいないと思うし。
“ちゃんと好きなの?彼氏のこと”
“ヌナってバカですよねぇ”
昨日のあいつの言葉と小馬鹿にした顔がふとよぎって、白いジャケットに袖を通す手が止まる。
『いや、何ストーカーに言われた台詞なんて気にしてるんだか』
頭を振って、息を吐き出す。
今日はデートだ。
何度も誘われて、でも仕事の予定と合わなくて断り続けていたデート。
高級なイタリアンのレストラン。
センスも非常に良い。
そうだ、こういう彼の選択も素敵じゃないか。
自分に言い聞かせるようにして、案内された席に座る。
彼はまだ来ていない。
来るまでに仕事のメールを返せるだけ返そうと
スマホを取り出した瞬間、
視界に黒いパンツがチラついて顔を上げた。
「お待たせ」
『…は?』
は?としか言いようがなかった。
そこには彼ではなく、ジョングクが立っていた。
黒のジャケットでしっかりキメたストーカーは、
当たり前のように座り、
当たり前のようにワインを頼んだ。
『いやいや待ってない待ってない待ってないッ。何で此処にいるの?何してるの?なんで座ってるの?』
「ヌナ、貝類苦手ですよね?コースから抜いておきましたよ」
『話通じないんか!』
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kiku(プロフ) - このお話を読んだ後またMV観たらお話とリンクしてボディガード設定にしか見えなかったです。キュンキュンしました。オサナイ様の想像力に毎度乾杯！ (10月12日 23時) (
レス) id: 5e67e06b21 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆ様、いつもありがとうございます♡私と共に打倒魔王ですねw来世に期待しましょうwモラトリアムの方、話し忘れたので見返して書き始めましたwまたお待ちしてます♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - りるさん» りる様、いつもありがとうございます♡付き合ったあとの喧嘩も書いてみたかったなぁと思いつつ、リハビリなのでここまでになりましたw今回も最後まで読んでいただき嬉しいです♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - reiさん» rei様、いつもありがとうございます♡逃避行した後でも色々喧嘩しながらずーーーっと大好きでいてくれそうですよね♡最後までお付き合いありがとうございました♡ (9月11日 20時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ｵｻﾅｲ様、ストーカーJK完結ありがとうございます✨来世でぜひ世界を救わせて頂きますので、再来世は爆イケJKに毎日毎分毎秒愛される人生をよろしくお願いしたいところです💖モラトリアムの続きを楽しみにしております😆 (9月2日 9時) (レス) @page50 id: 904312cb69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2023年7月16日 13時
