最低な婚約者3【JN】

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いつもそうやって笑い飛ばしてくれるソクジンさん。











式当日は、こんなにもタキシードが似合う人がいるのだろうかと、我が夫ながら見惚れてしまった。











式の間も、相変わらずイチャイチャし続けていたパパとママ。









号泣してるジョングクと、
それを笑いながら撮影するテヒョン君。










厳格そうだけど優しい
ソクジンさんのご両親。








びっくりするほどワインボトルを開けまくっているのにシラフのジミンさん。





　


それから、私とソクジンさんの
大切なお友達。









本当に幸せな一日だった。









好きだなぁ。
結婚しても今尚どんどん好きになっていく。









私、ソクジンさんが、大好き。










「ねぇ」









『わっ』









いつの間にか後ろにいたソクジンさんに、
ぎゅっと抱きしめられる。









『お仕事はどうしたんですか?』











「んー?お仕事より大事なことがあるからさ。残り少ない二人きりの時間を楽しまなきゃなって」











私の耳たぶにキスをして、
ゆっくりとお腹を撫でられる。










そう。
私のお腹には今、赤ちゃんがいる。














まだはっきりと分からないけど、お医者様からは男の子かな?って言われてる。














妊娠が分かった時、ソクジンさんが
目を潤ませてエコー写真を眺める姿が愛しかった。












『もう少し安定したら旅行にいきたいですね』










「そうしよう、仕事はジミンに任せて」












『ふふ、またジミンさんに怒られちゃいますね』











「だってさ」









私をハグしたまま、
ゆらゆら揺れるソクジンさん。












「男の子だったら、Aさんの取り合いになるでしょ?まぁ負けるつもりはないんだけど」













『そこは負けてください笑』











「僕は子供だろうが大人だろうが平等に扱うからね」











本当、ソクジンさんらしいんだから。
少しむくれてるのが可愛い。











『でも女の子だったら私とソクジンさんの取り合いですよ?』












「なにその世界線。幸せすぎて死ぬかもしれない」












二人で顔を見合わせて笑う。











幸せ。
これからも、こうやって、
泣いたり笑ったり。






何気ないありふれた日常を
あなたと過ごせたらいいな。









「さて、イチャイチャしようかな」







『なんですかそれ笑』





End.

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