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ソクジニヒョンは呆れ顔でも、
本人は嬉しそうにとろけていて。
『本当…人見知りのジョングクがこんな短時間で懐くなんてテヒョン君すごい。ジョングク、良かったね』
俺は俺でヌナに撫でられて、
デレデレに鼻の下が伸びた。
本当…俺たちって単純だね。
「Aさん、ちょっとこっち来て」
『わ、ブルーチーズ…ロックフォールですか?』
「前に好きだって言ってたでしょ?赤ワインもあるけど」
『わー嬉しい!じゃあ私切りますね!』
「駄目、君の美しい指に万が一のことがあってはいけないから刃物は持たないで。座って待っていて」
『どれだけ過保護なんですか!笑』
うん。
悔しいけど。
ヌナの幸せはきっと、
この人の中にある。
本当に悔しいけど。
「ね、君って顔に全部出るタイプ?」
キム・テヒョンの優しい目。
「あなたはもう平気なんですか?」
「んー、よくよく考えたら、Aさん以上の女性なんてこの先出てきそうにないし?Aさんがヒョンの側にいてくれるなら…もういいかな」
強がりでもなんでもなく、
本当にそう思ってるのが分かる。
ふーん。
まぁ、納得…かな。
ヌナ以上の女性なんていないからね。
それに。
「確かに、ソクジニヒョン以上に顔が良くて金持ちで、ヌナのこと大切にしてくれる人なんていないかも。性格はまぁ多少…アレでも」
「アレってなに?!」
チーズを片手に登場したヒョン。
秒速のツッコミに皆で笑った。
もういいよ。
わかったよ。
大事にしてよね。
本当に。
俺の大切な大切なヌナなんだから。
「もし次なにかあったら…体の一部持っていきますね」
「き、君も割とジミン寄りだったんだね?まぁいい。僕がAさんを泣かすようなことは今後一切ないからね。目でも骨でも持っていけばいいさ」
「良いだろう…契約は交わされた」
「なんか主人公に力を与える悪魔みたい」
「いいなーいいなそれー。俺もAさんと契約しよっかなー。Aさんがソクジニヒョンを泣かしたら俺と一発ヤ…」
「八つ裂きにしますよ?」
「それは僕が許さない」
駄目だ、やっぱりコイツは
引き続き危険因子だ。
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オサナイ(プロフ) - kikuさん» kiku様、いつもありがとうございます♡お返事が遅くなりすみません(T_T)喜んでいただけてなら何よりです♡ (7月12日 23時) (レス) id: 9bd3cb808b (このIDを非表示/違反報告)
kiku(プロフ) - 完結おめでとうございます祝!いやぁ〜もうこのお話は全人類女子の夢と希望が詰まりすぎてますね!読んだ人皆んなが幸せになって涙ぐんでると思います。あ〜♡ありがとうございます。大好き♡ (5月21日 22時) (レス) id: cbb83e9a02 (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - ちさん» ち様、いつもありがとうございます♡でぇ好きwwwww吹きましたwww じみんしぃ私も好きなんですよ。。短編でなにか書きたくなってきましたw (5月21日 21時) (レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
ち(プロフ) - 今宵も、でぇ(大)好きなオサナイ様♡完結からのご褒美続編からの完結、お疲れ様でしたとありがとうございました♡このお話読んで何故か執事じみんしぃが恋しくなり何度も読んでるのに一晩で読んでしまいました案の定寝不足でございますんwww (5月21日 3時) (レス) id: 24c43e5b1a (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - mikadokarula199さん» mikadokarula199様、コメントありがとうございます♡執事ジミンのお話を書いたことがありますのでよろしければ!秘書ジミン版もなにか書きたくなりましたw (5月18日 23時) (レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オサナイ | 作成日時:2023年4月10日 22時