恋は戦争【TH×You×JK】

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「これが恋なのかな」




「そうなんじゃない」





ジミンが、スマホをいじりながら
興味なさそうに答えやがった。



忘れてた、コイツも同類項だった。

放っておいても女の子が寄ってきて、
恋愛なんてしたことがない奴。




「てゆうか、いつまで背中ばっかり見てるつもり?話しかけたらいいじゃん。告白したら?」





「今の俺が好きっていったところで、Aは信じないよ」





マジで身から出た錆。
今まで女の子を取っ替え引っ替えしてきた罰。





無駄に有名人になってしまったから、
俺の良くない噂もAはきっと知ってるだろう。





自分で言うのもなんだけど、
見た目からしてチャラいし。
女にだらしないし。
授業受ける気ゼロだし。





そんな人間から告白された所で、
誰がイエスというだろう。
いや、A以外なら自信はあるけど。





「…想像したら、眉にシワを寄せる顔まで浮かぶ」





「ぶはっ!てゆうか俺も気になってきたなぁ、Aちゃん」





は?なに。
気になるってなに。




「俺も会いに行っていい?テヒョンの大学遊びに行こうかな」




ニヤニヤ笑う親友。




見た目は同じく派手だけど、
中性的で、振る舞いは紳士だし、
俺より優しいし、何より格好いい。





いやいやいや。
ちょっと。




いやいやいや。






お前の専門学校、そこそこ近いもんな。




行こうと思えば本気で会いに来れる距離が
余計に俺を不安にさせて。






「ジミナ…マジで。絶対来ないで」






「お前、本当にテヒョン?」






爆笑するジミンに俺は言う。






そんなん、俺が聞きたいわ。

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