始動っぷり×TH ページ9
「お前、何考えてんだよ!」
一週間ぶりに来た秘書室。
革張りのソファーでスマホをいじってたら、
怖い顔したジミンにドカッと腰辺りを蹴られた。
俺を見下ろす瞳は、
烈火の如く込み上げる怒りで
満ち満ちている。
「一体なんのことー?」
ヘラリと笑ってみせれば、
「とぼけんなや!証拠は上がってんだよ。お前だろ、結婚のデマ流した奴!」
胸倉を掴まれて、
視界いっぱいにジミンの
キレ顔が広がる。
「なーんだ。あっさりバレたか。さすが優秀な秘書」
「ぶっ殺されたいんか?白菜と一緒に細かく刻んで壺漬けキムチにしたろか?!お?!」
「やーん、方言丸出し」
おどけたのがさらに癇に障ったのか、
片眉を釣り上げて、ヘッドロックされた。
「お前のせいで何徹したと思ってんだよ!マスコミ、政治家、取引先、勝手に贈られてくる祝品の対応!おまけに社長は終始不機嫌だし、お前は僕をストレスで発狂死させたいのか?!上等だよ、殺られる前に殺ってやるよ!」
胸倉を掴まれて、
ぶんぶん振り回される。
あはは。
ここまでキレられたのって、何年ぶり?
もう顔中青筋立ちまくってんじゃん。
でも…。
ヒョンから俺に何もお咎めがないってことは、
俺が関わってたことは、きっと
ヒョンに報告してないのだろう。
なんだかんだ、
俺のことかばってくれるんだね、親友。
いや。
それとも、ヒョンを傷つけないためかな?
「ねー。あの二人、いい感じなんだってね?」
「ああ?」
「ちゃんと付き合ってから、もう3回もデートしてるんだって?まだ一週間だよ?忙しいのにヒョンってマメだね?よっぽどあの人のこと好きなんだろうなぁ、幸せそうだよね」
俺が笑うと、ジミンは手を離して
真顔になった。
「今度はなにやらかすつもり?これ以上余計な仕事増やしたら…」
「今日、ヒョンちに招待されたんだ。あのAって人、紹介してくれるんだって」
にこにこ笑顔の俺をしばらく見つめて、
舌打ちをしたジミン。
「テヒョンア、もうやめとけ」
「んー、なにがー?」
「お前は社長から何を奪おうとしてるのか、よく考えた方がいい」
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オサナイ(プロフ) - 鹿さん» 鹿様、いつもありがとうございます♡わーいwwテヒョンペンの私としては狂喜乱舞でございますwwwいらっしゃいませ← (2023年4月10日 23時) (レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - ちょっと待ってくださいソッチニは勿論だけどテヒョンイが好きになってきてしまったんですけど…オサナイさんが恐ろしいです… (2023年4月10日 4時) (レス) @page50 id: dcf0035740 (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - 鹿さん» 鹿様、こんにちはー♡コメントありがとうございます!♡ソッチニ頬ガリガリになってますwwwこれからジミンしぃが救済してくれる…のか?!w引き続きお付き合いいただけますと嬉しいです♡ (2023年4月6日 11時) (レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - ちさん» ち様、お久しぶりでございますー♡お元気ですか?ジミンしぃがなんかしてくれそうな予感ですよね♡←お前次第 本当にそれですまさにジョングクも弟とは思えない甘さになりましたww私なら秒で逃避行ですw (2023年4月6日 11時) (レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - tiroさん» tiro様、初めまして!コメントありがとうございます♡幸せになって私に爆笑しましたwww癒やしをありがとうございますwwww他のお話もアラだらけなのでご容赦くださいませwww (2023年4月6日 11時) (レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オサナイ | 作成日時:2023年2月5日 14時