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「社長、帰りましょう」
ざわりと嫌な予感がして、
2人の間に割って入ると、
「ジミン、いいから」
社長にそっと肩を押されて制された。
「わかったよミンソ。その代わり、これを最後に僕は二度と君と関わることはない。僕の婚約者になにかしたら、その時はありとあらゆる手を使って君を潰す。それでいいね?」
強い視線で彼女を諭して
ため息とともにダマスク柄の椅子を引いた。
最悪な女。
腕の傷なんて真っ赤な嘘なのに、
社長はそれに負い目を感じてるから
要求を飲まざるを得ない。
なにより、Aさんは社長の最大の弱点でもある。
だから、
「それでいいわ、オッパ。乾杯しましょ」
テヒョンの思惑通りに
コトが進んでしまった。
「そう。全部俺が仕組んだよ」
僕を見ることなく、
笑うテヒョン。
「本当…いい写真撮れなくて焦ったよ、ヒョンってば食事中ずーっとしかめっ面なんだもん。まぁヌナにAさんのこと質問してみてってカトクしてみたら案の定、ゆるゆるの顔になったから、その瞬間を撮ってAさんに見せたけどー」
「お前ッ」
「Aさんを部屋に呼び出してキスしたのも。それをヒョンに見せつけたのも、笑っちゃうくらいうまくいったよね」
は?
キス?
Aさんに?
「ふざけんな!」
怒りに任せてぶん殴りかけた時、
「…ッ」
初めてテヒョンと目が合って、
拳が止まった。
「…なんだよ」
薄ら笑いのくせに
まるで夕立の前の空みたいな…
今にも泣き出してしまいそうな表情。
「なんでお前がそんな顔すんだよ!泣きたいのは社長とAさんだろ!」
「…うん」
「お前が壊したんだぞ!」
「…そうだよ。壊したかったんだから当然でしょ」
「は?」
「でも…満足なんか、してないよ」
「お前、これ以上なにがしたいの?」
「わかんない」
ふ、と息をついてから
テヒョンが緩慢な動きで
俺の手を振りほどいた。
それから、気だるそうに背中を向けた。
「…俺、どうやったら守れたのかな、ジミン」
そう一言だけ、呟いて。
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - 鹿さん» 鹿様、いつもありがとうございます♡わーいwwテヒョンペンの私としては狂喜乱舞でございますwwwいらっしゃいませ← (2023年4月10日 23時) (
レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - ちょっと待ってくださいソッチニは勿論だけどテヒョンイが好きになってきてしまったんですけど…ｵｻﾅｲさんが恐ろしいです… (2023年4月10日 4時) (レス) @page50 id: dcf0035740 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - 鹿さん» 鹿様、こんにちはー♡コメントありがとうございます!♡ソッチニ頬ガリガリになってますwwwこれからジミンしぃが救済してくれる…のか?!w引き続きお付き合いいただけますと嬉しいです♡ (2023年4月6日 11時) (レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ちさん» ち様、お久しぶりでございますー♡お元気ですか?ジミンしぃがなんかしてくれそうな予感ですよね♡←お前次第 本当にそれですまさにジョングクも弟とは思えない甘さになりましたww私なら秒で逃避行ですw (2023年4月6日 11時) (レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - tiroさん» tiro様、初めまして!コメントありがとうございます♡幸せになって私に爆笑しましたwww癒やしをありがとうございますwwww他のお話もアラだらけなのでご容赦くださいませwww (2023年4月6日 11時) (レス) id: b6f6dfd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2023年2月5日 14時
