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ケラケラ笑いながら雑談をした後、
『じゃあ、飲み楽しんでね!』
テヒョンにバイバイって手を振った。
ああ、
良かった。
まさか会うとは思わなかったけど、
いつも通り話せた。
ただでさえ、ルームシェアのことで、
二人に心配かけちゃったから、
悟られたくなかったし、
もし気付かれてしまったら私、
きっともう我慢できない。
テヒョンに背中を向けて、
数歩歩くと、
「A」
突然、キャリーバッグを握る手を掴まれて、
足を止める。
『え?』
少し首を傾げてるせいで、
匂うような色気を放ったテヒョン。
手を掴みながら、
私を真っ直ぐに見つめる目。
『な…に…?』
離れた手が、今度は優しく
頭を撫でた。
「うん。そっか、分かった」
『え…?』
分かったって、なにが?って
聞く前に、
「A、大丈夫。もう大丈夫だよ」
そのまま、子犬みたいな顔で、
きゅっと、抱きしめられた。
「よしよし、辛かったね」
『なに…言って…』
「泣いていいよ」
テヒョンの冷たくない唇が、
そっと私の目尻に触れる。
あ。
私、
泣いてる。
『テヒョン…ッ、ごめ……ッ』
「いいよ。こうやったら、Aの顔、見えないでしょ?」
強く抱きしめられて、
テヒョンの胸に閉じ込められる。
涙が止まらない。
「あー、A。俺んち、来る?」
『で、も…』
「大丈夫。俺、Aより大事なものなんてないから」
いつもの、ふにゃふにゃした笑顔じゃなくて、
魂を抜かれそうなほど、
綺麗に微笑んだテヒョン。
さっきのグクの冷たい表情がまだ、
胸に突き刺さったままだからか、
余計に温かく感じて、
涙が止まらなくなった。
『テヒョン…ごめん…、ありがと』
「うん」
『もう、どうしていいか、分からないの…』
「うん。俺が、側にいるよ」
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - megcokinoyama02さん» megcokinoyama02様ww読み返していただきありがとうございます!手の大きさまでww吹き出してしまいましたww楽しんで頂けて嬉しいですー^_^ (2022年11月17日 3時) (
レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
megcokinoyama02(プロフ) - 今ですね、同居人ロスの私はもう一度作品を読み返しておるのですが、読み返してもやっばり胸がギュンとして会話のテンポが好きでグクの手の大きさまで想像できちゃって本当に本当に素晴らしい作品です。ご馳走様です！いつかネッシーＴシャツが見てみたい！ (2022年11月16日 23時) (レス) @page32 id: c550134bf4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - 凛さん» 凜様、いつもありがとうございます♡続ジミナターンです!w (2022年10月2日 2時) (レス) id: 5bc8bd2025 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - nnonnoさん» nnonno様、いつも遊びに来てくださりありがとうございます♡変な時間に更新してすみませんw引き続き楽しんでいただけるように頑張ります♡ (2022年10月2日 2時) (レス) id: 5bc8bd2025 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - りるさん» りる様、いつもありがとうございます♡一刻も早く壁をうさぎジャンプしてくれといいのですが←お前次第。3でも宜しくお願い致します^_^ (2022年10月2日 2時) (レス) id: 5bc8bd2025 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年8月29日 17時
