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どうしよう。
肯定したら、ジミンに不利に働きそうな気がする。
『好きとかじゃ…ないわ。うちの大事な使用人だから…』
「嘘つけ。たかだか使用人に、ご令嬢がそこまでするかよ」
無意識に目を逸らす。
顎を掴む男の手の力がまたぐっと強くなる。
「へーえ、お嬢様と執事のイケナイ恋ねぇー」
『違…』
「仕事に、金に、綺麗な女に…本当、ゴミ屑の癖に何でも手に入れるんだなぁ、パク・ジミンは」
奥歯を噛み締めているのか、ギリギリと耳障りな音が響いた。
苛立ちを隠そうともしないで、私の顔のすぐ横の枕にナイフを突き刺す。
次は、殺されるかもしれない。
『お金が欲しいなら…パパにお願いしてみます』
「いんや、たった今欲しくなくなった」
『え…』
「例えお前らが付き合ってなかったとしても、あの狡猾なパク・ジミンのことだから、お前の気持ちは気付いてるはずだよな?自分に好意を寄せてる女が、自分のせいで痛めつけられたらどう思う?」
名案だと言わんばかりの、愉しそうな顔。
首筋にナイフの冷たさを感じて、指先から震えだす。
怖い…。
怖くてたまらない。
でも、矛先が変わったなら、それでいい。
『わ、私のことは…煮るなり焼くやり好きにしていいから…。お願い、ジミンには手を出さないで』
「ふーん、お前、いい女だな。…その恐怖でいっぱいの顔、そそるわ。どうしよっかなぁ」
『お願い…します…』
「それはお嬢ちゃん次第」
ナイフの切っ先が、ゆっくりと制服の上を這った。
いつ刺されるか分からない恐怖で、心臓がドンドンと暴れ出す。
『私…次第…?』
「パク・ジミンが来るまで俺を楽しませてくれたら考えてやるよ」
『楽しませるって…どうやって…』
「そんなん、1つしかねぇだろ」
引っ張られる感覚と共に、ブツリ、と音を立てて、制服のリボンが切り裂かれた。
『…ッ』
そのまま、切っ先はシャツのボタンをブツリ、ブツリと飛ばしていく。
「おー、絶景。最近のガキは発育がいいねぇ」
男の生温かい息が胸にかかる。
好きにしていいと言ったものの、体は無意識のうちに拒もうとして、手錠がギチリと食い込んだ。
涙で視界が滲む。
男がまた、加虐的に笑う。
その時、部屋のベルが鳴った。
「おっと、お早いお越しで」
ジミン…
来ちゃ駄目。
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - Reaさん» ありがとうございます!^^何度も読んでくださったんですね!無事に終われてほっとしました、またお付き合いいただけるように頑張ります! (2022年7月30日 19時) (
レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - しずくさん» わーありがとうございます♡最期までお付き合い頂けて嬉しいです^^ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - パパさんさん» いつもありがとうございます!パパとの絡み、書いてみますねw (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - jk903さん» 嬉しいご感想ありがとうございます♡楽しんでいただけて、とても幸せです♡ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ips403さん» いつもありがとうございます♡無事に終わることができました、最期までお付き合いありがとうございました^^ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年6月12日 13時
