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「もージミナは独占欲が強すぎるんだよぉー」
壊れてたら弁償してもらうからねって、テヒョンがスマホを拾って動作確認をしている。
「ファンが出来て、皆のAちゃんになるのがそんなに嫌なんだ?笑」
「…実際俺のだし」
「はいはい、この先が恐ろしいよ」
「そんなことより、例のアレは?」
手を出して催促すると、ちょっと困った顔をして、封筒を渡したテヒョン。
「お前の昔の写真をAちゃんの同級生に渡した奴の正体は、結局分からなかった」
「そうか」
お嬢様に近付きたいがために、俺をクビにしたがってた、大手保険会社の社長の息子、カン・イジュン。
アイツが俺の写真をどこから手に入れたのか、ずっと気になっていた。
お嬢様は面白がって未だにあのパネルを飾ってるけど…何か嫌な予感がするんだよな。
「イジュンに入れ知恵した奴がいたとしたら、学校かどこかでお前を見かけた、カン家の使用人あたりかなぁと思って全員調査してみたけど、俺達と絡んでそうな人は一人もいなかったよ?」
「イジュンの方から俺の過去を知る人物に近付いたのかもしれない」
「そうだとしても、その後なんの動きもないんでしょ?気にしすぎだと思うけどね」
テヒョンが首をすくめた。
気にしすぎ、ね。
単に俺とテヒョンの過去を知っているだけの奴ならいいけど、俺に恨みを持ってる奴だったら、これを機に何を企てるか分からない。
あの当時俺達の周りにいた奴なんて、碌でもないやつばかりだったから。
最悪俺に何かあるのはいいけど、お嬢様になにかあったらと考えると、不安の種は早急に潰しておいた方がいいだろう。
「大事なんだね、Aちゃんが」
テヒョンの三白眼が細くなる。
小馬鹿にしてるわけじゃなくて、心底嬉しそうだ。
「いいと思うよ、お前は刺々しかったから。今の雰囲気、俺は好きだよ」
確かに、自分でも変わったと思う。
前までは、どうやって人の上前をはねて生きていくかしか考えてなかった。
奪わなきゃ奪われるような生活だったし。
たくさん人を傷つけたし、たくさん傷つけられたりもした。
そんな俺が今、世の中そんなに捨てたもんじゃないと思えるのも、全部全部、純粋で真っ直ぐで汚れを知らない、あの子のおかげだから。
「…お前に好かれても嬉しくない」
「可愛くないヤツー!ところでAちゃんは?」
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - Reaさん» ありがとうございます!^^何度も読んでくださったんですね!無事に終われてほっとしました、またお付き合いいただけるように頑張ります! (2022年7月30日 19時) (
レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - しずくさん» わーありがとうございます♡最期までお付き合い頂けて嬉しいです^^ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - パパさんさん» いつもありがとうございます!パパとの絡み、書いてみますねw (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - jk903さん» 嬉しいご感想ありがとうございます♡楽しんでいただけて、とても幸せです♡ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ips403さん» いつもありがとうございます♡無事に終わることができました、最期までお付き合いありがとうございました^^ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年6月12日 13時
