標的×JM ページ22
「まじで…付き合ったの?」
口をあんぐり開けたテヒョンが、ショックを隠しきれない様子でベッドに転がった。
「あああ俺の可愛い可愛いAちゃんがぁ。俺の大事な大事な桐箱入りの処 女がッ!よりによって親友と結ばれるだなんて嬉しいような悲しいような悲しいような悲しいような」
「それはもう悲しんでるだろ、比率的に」
「喜んでもいるって」
あっそ。
そんな風には全く見えないし、俺の可愛いAちゃんてどういうことなのか説明してほしい。
「茨の道だねぇ。あのヤクザみたいなご主人サマをどうやって黙らせるのか…あ、死なないでねー?」
「人知れず消えてたら、もうこの世にいないと思って」
「ふふ、骨くらいは拾ってあげる。頑張って」
ウインクする顔もサマになるコイツ。
この執務室も出禁にしたはずなのに、毎回あっさり侵入してくるからどうやっているのかと思いきや、なんてことはない、メイドに微笑むだけでパスできてたんだから、顔がイイは正義なんだと改めて思う。
「そういや、ジミナとAちゃんがモデルやった、ナムジュン社長のブランド、めちゃくちゃ話題になってるよ!」
「…あっそ」
そう、結局何度断ってもナムジュン社長が諦めてくれず、俺達はモデルを引き受けた。
だって、屋敷の前で幾日も幾日も立ち続けられたらこっちのメンタルにもくるだろう。
これ以上お嬢様に接触させたくなくて旦那様に相談すると、受けてやれと言われたのだ。
重要顧客に恩を売れるんだから、あの人にとってはオイシイことしかなかったらしい。
「あのご主人サマが許すなんてねー」
「Aちゃんの正体がバレないようにすることが条件だ、お前はどうでもいいけど、だってよ」
お嬢様は純白の総レースのワンピースに金髪、カラコン、俺も銀髪にされたから、お嬢様のクラスメイトにもバレなかったし、なにより金にモノを言わせて極秘裏に撮影をしたから、俺達の情報が出回ることはなかった。
その分、あのモデルは誰?とかテレビで特集が組まれたり、SNSでトレンド入りしたり、考察動画やサイトがアップされたり、街角ではポスターが盗まれたりもした。
社長は大満足で、お礼にディナーでもと何度も誘われたが(お嬢様だけ)、全部お断りしてやった。
「あのAちゃん、キレイすぎて待ち受けにしちゃったよー」
スマホをぶん投げるとテヒョンが絶叫する。
なんか、気に食わないんだよな。
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - Reaさん» ありがとうございます!^^何度も読んでくださったんですね!無事に終われてほっとしました、またお付き合いいただけるように頑張ります! (2022年7月30日 19時) (
レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - しずくさん» わーありがとうございます♡最期までお付き合い頂けて嬉しいです^^ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - パパさんさん» いつもありがとうございます!パパとの絡み、書いてみますねw (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - jk903さん» 嬉しいご感想ありがとうございます♡楽しんでいただけて、とても幸せです♡ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ips403さん» いつもありがとうございます♡無事に終わることができました、最期までお付き合いありがとうございました^^ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年6月12日 13時
