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『あ、あの、欲しい…とは?』
驚きすぎて声が上ずってしまった。
多分顔も引きつってるに違いない。
そんな私を見て、ナムジュンさんが可笑しそうに笑う。
「ああ、ごめん。僕、アパレル関係の会社を経営してるんですよ。デザイナーでもあるんですけど」
『まぁ、デザイナーさん?』
通りで派手な髪の色だと思った。
服も、淡いブルーの高襟シャツに、髪色と合わせた光沢のある紫のネクタイを合わせていて、かなりスタイリッシュだ。
「今新しいブランドを立ち上げようとしてるんですけど…イメージに合うモデルの人がなかなか見つからなくて。父に相談したら、俺のイメージはこの子だってAさんの写真を見せられたんです。そしたらもう、本当にイメージ通りというか、僕の理想そのもので」
ナムジュンさんが、オーバーリアクションで感動を表現してくれた。
あまりにも身振りが大きいから、グラスのシャンパンが波打って、ナムジュンさんのスーツにかかったけど、彼は全く気にしていない様子だった。
知的なのに、少年みたいな人。
ちょっと、面白い。
「だから、今日のパーティーで会えるきっかけを作って、モデルをお願いしようと思ってたんですよ。いきなり依頼しても断られるでしょう?」
『ふふ、じゃあ婚約者候補は建前でモデルとして欲しいって意味だったんですね』
私が笑うと、目を丸くしたナムジュンさんが、しばらくそのまま固まってしまった。
『ナムジュンさん?』
「ああ…いや、参ったな」
『え?』
「今の笑顔、本当に美しかった」
えくぼを見せて笑ったナムジュンさん。
あまりにもストレートに褒められたものだから、どうしていいか分からず、視線が泳いでしまう。
「本当は僕に会ってもらう口実のつもりだったんだけど…ちょっと立候補したくなったな、婚約者」
『え??』
ふわり、と腰に手が回ったかと思えば、ナムジュンさんの胸に抱き寄せられた。
スッキリとした清潔な香水の匂い。
ナムジュンさんの体温。
見上げると、至近距離でバッチリと目があってしまった。
『あの…困ります、離してください』
「だめだよ、僕のベターハーフは君かもしれないじゃない?」
『ベター…?』
「魂の片割れ、最高のパートナーって意味。その証拠にほら、僕の胸はこんなに高鳴ってる」
手を取られて、ナムジュンさんの胸に当てられる。
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - Reaさん» ありがとうございます!^^何度も読んでくださったんですね!無事に終われてほっとしました、またお付き合いいただけるように頑張ります! (2022年7月30日 19時) (
レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - しずくさん» わーありがとうございます♡最期までお付き合い頂けて嬉しいです^^ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - パパさんさん» いつもありがとうございます!パパとの絡み、書いてみますねw (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - jk903さん» 嬉しいご感想ありがとうございます♡楽しんでいただけて、とても幸せです♡ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ips403さん» いつもありがとうございます♡無事に終わることができました、最期までお付き合いありがとうございました^^ (2022年7月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年6月12日 13時
