【wrwrd!】毒素好き短編集を。

【grpn】反対言葉？ーPart1ー ページ3

( grpn→反対言葉？)


A「…すき。」


グル「俺も愛してる。」



この会話を聞いて、誰もが微笑ましい恋人同士の会話だと思う事だろう。
…だが先に言っておこう、断じて違う！！


A「〜〜ッあぁ！やっぱり無理、ムリ、むりっ ！！ お前なんか嫌い嫌い、大っ嫌いっ！！」



ね？本音はこっちだ。じゃあさっきのは何だって？？まぁ、それはアレだ。



グル「ダメやろ、罰ゲームなんやから反対にせんと。」



…つまりこういう事だ。
私は今、一番の外的であるグルッペンに罰ゲームとして『反対言葉』というものをさせられている。
それもこれも原因は大切な書類を無くしてしまった自分のせいなのだが……。



A「やっぱり無理ですよ〜反対言葉なんて！なんで嫌いなのに好きって言わないとダメなんですか！？」


グル「だからそれが罰ゲームなんだろう？それにしても言い様だな。ククッ…」


A「うぅ…殴りたいぃ…‼︎」


グル「ん？つまりそれは反対言葉だから俺を撫でたいということか？」ニヤニヤ


A「はぁ！？そんなわけーーn…グル「反対言葉。」…あ、ある！」



やりずらい。とてつもなく話ずらい…。というか私を使って最高に楽しんでやがる！


グル「おい。」


A「・・・。」


グル「おーい。」


A「・・・。」


グル「返事くらいしろや！」


A「はぁ…何ですか、もう。」


グル「お前が喋らないと楽しくないだろう。喋れや。」


A「だいぶ無茶苦茶なこと言いますね。却下しま…せん。」


グル「んー。なんか違う。俺が求めていたのはもっと、こう…Aが無様になる様な感じだ。」


A「最高ですね、生きてください。」にっこり


グル「よし、決めたぞ。反対言葉でなかった場合には更に罰ゲームとして俺からのハグだ。」


A「ファッ！？」



いや待て待て。いくらそんなドヤ顔で言われても…


A「あのですね。正直言いますけど、私は貴方と違って自分に自信が無いのでとてもじゃないけどそんな事言えません。ヤバイですよアンタ。」


グル「ふむ。やはり俺とのハグはお前にとって最悪か…よし、決まりだな。」


A「ちょっと待て！却下だ！！大却下だ！！」


グル「おぉ〜そんなに肯定か、そうかそうか。」


A「こ、このやろぅ…！」


グル「さて、ここに先程貰った甘味が有るんだが。一緒に食うか？」


A「え！うん！食べる！！」


グル「そうか、いらんか。もぐ…美味い！」

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