称賛作業 ページ16
良いところ沢山
<白夜>
「今日はいつにもまして、機嫌がいいな」
貴方が話の中で、彼をいっぱい褒めれば、
どうやらそう受け取られたらしい。
そう言いつつ、どこか嬉しそうなので、
貴方は良しとした。
「むず痒い…お前ぐらいだ」
化け物に綺麗な言葉をあげるやつなんて
彼は崇拝対象だから、
気安く褒められるなんて貴方だけ。
<何もない>
「…うみィ」
謎の効果音を上げ、
彼は貴方の腕の中で脱力した。
目がキョロキョロとして忙しない。
「ゥう…あ、がと」
褒められるなんて滅多にないことだから
彼は嬉しさが溢れ出して、もういっぱい。
<黒の兵隊>
「ありがとうございます!」
これからも貴方を守るため、
主力を尽くします!
ビシッと敬礼をした。
それを長い時間繰り返していけば
「嬉しい限りですっ…」
表面上の言葉に埋もれていた彼は、
やっと素直に受け止める。
ピンク色が本当に鮮やかだ。
<静かなオーケストラ>
「ん、オホンっ」
彼は何度か咳込み、
貴方を指揮棒で叩いた。
「ッ…音は敷き詰め過ぎてはいけません!」
ただのキャパオーバーである。
<魔弾の射手>
「…珍しいこともあるもんだ」
彼は銃の点検に精を出している。
貴方の声を聴きながら、聴きながら…
「俺はお前を好ましく思っている」
変化球を投げてくる。
<死んだ蝶の葬儀>
「っふふ、それは嬉しい」
全部に丁寧に相槌を打って、
彼は楽しそうに笑った。
「今日も私に会いに来てくれて
ありがとうございますね」
彼は貴方が送った言葉分、
きっちりと貴方にお返しする。
<レティシア>
「お姉ちゃん褒め上手ね、うふふ」
彼女は照れたように笑って、
ハートで顔を隠した。
「絶対お返しするんだから!」
彼女は貴方の良いところを数え始める。
<憎しみの女王>
「そんなに言ったって、何もでないわよ」
彼女はきれいに笑った。
貴方がそれさえも褒めれば、
彼女はプクッと頬を膨らませる。
「ちょっと、そんなたらしこんじゃ駄目!」
褒めすぎ禁止!
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黒白(プロフ) - Lay様、閲覧してくださり、ありがとうございました。日々のちょっとした楽しみになっていれば幸いです。私もLay様のリクエストを書いてみたかったです…素敵なコメント嬉しいです!「Me too」」 (1月18日 23時) (レス) id: c5dfc0748e (このIDを非表示/違反報告)
Lay(プロフ) - お疲れさまでした。陰ながら応援させていただきました。(リクエストやらコメントやらもっとすればよかったなあ)と今更ながらに考えてますw本当に大好きな作品でした!またお会いできると嬉しいです「I love you」 (1月16日 13時) (レス) id: 7cc928f7fe (このIDを非表示/違反報告)
黒白(プロフ) - たくさんの感想ありがとうございます!ここで完結となります。またどこかで、お会いしましょう! (1月15日 22時) (レス) id: c5dfc0748e (このIDを非表示/違反報告)
はるまき - 完結おめでとうございます!沢山のリクエストに答えてくださってありがとうございます!毎日この反応集を見るのが楽しみでした!お疲れ様でした! (1月15日 7時) (レス) id: 4feaaff581 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - 黒白さん、最高の作品をありがとうございました!お疲れ様でした!またいつかここで貴方の作品を見れる日を望みます! (1月14日 23時) (レス) @page48 id: 32a9ecee78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒白 | 作成日時:2023年12月3日 9時