Prince【すとぷり】

very #2 ページ9

ー貴方sideー



『あ、いやだった…？』

こ「ううん、嫌とかじゃないんだけど気になって…」



正直、これといった理由はなかったけど

一つだけ誰に借りようか悩んだ時に思い出したことがある



私はぎゅっと目をつぶった

勇気をだして伝えろ！私！



『…さっき言ってくれたから』

こ「へ？」

『自己紹介のあとに、困ったことがあったら言ってねって言ってくれた…から…』




なんて事ない一言だったとは思う、だけど

私にはあの時みんなが言ってくれた一言一言に

優しさしかこもってないような気がした



なによりも、みんなが言ってくれたことが嬉しかった



こ「そ、そっかぁ…」

『うん、すごく優しいなって思ったよ』



この言葉を発するのにものすごく勇気がいった…カロリー使ったと思う…汗かいたもん


私は目を開けて恐る恐るころんくんの顔を見上げる

すると、急に視界が真っ暗になった



『？！？』


目元にはころんくんの手があって

私を目隠ししていた



こ「ちょ…今見ないで、俺褒められんの苦手…」



て、照れてるのかな…？？

ていうか一人称が俺に…



ころんくんはそう言って私を部屋から追い出した


『？？？？

えっと、ご、ごめんね？？ これ洗って返すね？』




ころんくんが目隠しをやめて扉を閉めようとするときに少しだけ顔が見えた




こ「いえ、お気になさらず…」



めちゃめちゃ顔が赤いころんくんはそう言って扉を閉めた



やっぱりころんくんは照れ屋さんなんだ…

少し仲良くなれた気がしたんだけどなぁと思いながら私はお風呂へ向かった







こ「くっそ、なんだこれ…」///




続く





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個人的にころんくんの赤面がメンバーの中で1番想像出来てしまいます( ´〜` )

彼のキャラクターかな？笑

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