Prince【すとぷり】

いいんじゃない？ #1 ページ32

ーころんsideー


7月


家出騒動から半月くらい経った


あれからAはシェアハウスに戻ってきたし、
学校にも来るようになった


四六時中、遠井さんか僕らと一緒にいるから安心


今もこうして僕の隣の席で
真面目に授業を受けている



『…どうしたの？ころちゃん』ﾎﾞｿｯ



見つめすぎたらしい



こ「んーんなんでもなーい」

先生「おーい、青柳ぃ、苺野じゃなくて先生を見つめなさい」

こ「えーやだよ」



クラスのやつらが笑う

隣にいるAも笑っている



やばいよ、僕今幸せかも



〜放課後〜


こ「じゃあ部活終わる頃、お迎え行くね」

『うん、ありがとう！また後でね』



これはもう放課後のルーティーンだ




一旦家に帰り、ダラダラとする



な･さ「ただいま〜」

こ「おかえり〜」

さ「Aは？今日も部活？」

こ「そだよ〜後でお迎えいく」

さ「最近いつもだよな〜」



少し拗ねてるさとみくん
最近Aの事になるといつもこうだ



な「頑張ってることだし、いつもの生活に戻ってきたんだからいいじゃない」



ジェ「なぁころん、お前Aと付き合ってるって噂経ってるよなぁ」


こ「え？！」




思わず声が上擦った


その噂、耳に入っていない訳じゃない




る「嬉しいんでしょ、ころちゃん」


こ「いやいやいや〜」


莉「なんかにやけてんぞ〜笑」


さ「なんだよその噂！俺も今日迎えいく！」


ジェ「おれも〜」


な「え〜そんなに？1人でいいよ〜」


こ･さ･ジェ･る･莉「じゃあ俺(僕)が行く」


「「…」」



な「…流れ的に誰か譲れよ！笑」


莉「wwwww」


る「みんなほんとAちゃんのこと好きですねぇ」


ジェ「当たり前やん、俺1年ときから片思いしてたんやで？」


こ「え、ガチ？」


さ「悪いけど譲らねぇかんな！！」


こ「え、さとみくんもガチなの？！」


さ「ガチガチ、俺はガチよぉ？」


莉「るぅちゃんも大好きだもんね？」


る「まあね？でも莉犬も好きじゃんね？」


こ「えぇ！莉犬くんも？！」


莉「好きっていうか…そばにいたいなぁって感じかな」


ジェ「素直じゃないな〜」ﾆﾔﾆﾔ


こ「え、てことはなーくんも？」


な「いやぁどうかなぁ」


さ「好きに決まってるやろ、だってなーくんはh…」


な「さとみくんやめてええええええ！！！！」


ジェ「必死すぎwwww」




結局ジャンケンで勝った1人が迎えに行くことになった




でもみんな好きなのかぁ…

困ったなぁ…



続く

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