Prince【すとぷり】

春 #2 ページ3

ー貴方sideー


遠「じゃあまた月曜にね〜」


あかねちゃんとバイバイして

家に帰る。



すると家の前で派手髪の男の子たちがたむろしていた。

しかも同じ学校の制服…。



最悪だ…。




なんでここにいるのか、

なぜたむろしているのか、

私には想像することも出来なかった。



すると表からお父さんが出てきた。


なにやら派手髪集団と話をしている。


追っ払ってるんだろうか…？



とにかく見つからないように、

私は裏口から家に入った。


母「おかえり〜」

『ただいま。ねえ表の子たちなんなの』

母「うちの物件でシェアハウスするんですって〜」



うちの家は不動産で、この前

別の不動産を買い取ってうちの傘下にしていた。



その前の不動産の物件がうちのものになったから…





またシェアハウスできるか確認しているらしい。
(難しい話だ…)






父「Aいるか〜？ちょっときてくれ〜！」


え、やだ



母「ほら、呼ばれてるわよ」


…ぐぬぬ

しぶしぶ表に顔だけ出した



父「やっぱり同じ学校なんだな！じゃあ決まりだ！」


「「ありがとうございます！！」」



え、何？話しが見えないんだけど



父「明日からでいいかな？？？」


紫の子「僕らはいつでも大丈夫です！」


父「じゃあ、よろしく！」



え、なんなの？

全く話の意図が分からないまま派手髪くん達は帰って行った。



『シェアハウスの話してたんでしょ？私に関係あった？』


父「うん、明日からAもシェアハウスだ！」


『は？』


母「やだなにそれ！楽しそう〜！」


『ん？え？なに？私があの子たちと？？』


なんで？

父「本当は取り壊してアパートにでもしようかと思ってたんだがな、まあ色々な仕事上の条件があってな。取引だよ(^ ^)」


お父さんはすごく満足そうだけど、

娘を取引に使うとは？？？ヤクザなのかな？？？


母「いいじゃない〜、今まで男性経験もないんだし！男性嫌い克服できるかもね(^ ^)」


お母さんにだけは止めて欲しかった…


父「まあお前が嫌がるのは想定内だよ。だから期間を儲けた。それまでに新しい入居者をみつけて、見つかったらお前は戻ってきたらいいさ。」


なるほど…

悔しいけど、

お父さんはやり手のビジネスマンだから交渉が上手い。さっきよりは納得してしまった。




こうして、


謎のシェアハウスがスタートするのでした…。





続く



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設定上、文字が多い！
ごめんなさーい┏○ﾍﾟｺ

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