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シルクside
撃たれてから約一ヶ月程経って、目が覚めた。
俺は確かに長い間眠っていたような気がした。
みんなの外見も少し変わっていて、太っていたり、髪型が変わってたり。
家族とも無事に顔を合わせることができ、ボスとも会った。
ボスからは、「お前の復帰が出来次第、活動を再開する。」と伝えられた。
それからはリハビリに専念することになる。
うまく使えない足に腹を立てながらも、一生懸命リハビリに励んだ。
動画はというと、俺は動画にまだ出ることはできずにいて、皆が動画を出していた。
リハビリのあと、彼奴等の動画を見て、笑って、順調に回復していった。
そんなある日、とある女が病室にやってきたのだ。
「し、失礼します。」
小さくて細い声が女性だと感じさせる。
「ど、どうぞ」
俺は誰か見当もつかずにいたので不安があった。
だけど、なぜか病室のドアが開かない。
(もしかして彼奴等のイタズラ?)
俺は思ったけど、ノってやることにした。
「あの、」
なかなか入ってこない誰かに、俺は声を漏らす。
それでも中に入ってこない。
俺はもう一度声をかける。
「あの、どうぞ」
すると、ドアがゆっくりと開かれる。
俺はドアの向こうの誰かの姿が出てくるのをじっと待つ。
「え」
ドアの向こうには、見覚えのある顔があった。
柔らかい茶髪の、髪先に軽くパーマの掛かった長い髪に、
緑のダッフルコート、ボーダーのトップス、白いスカート。
その下には黒いタイツを履いていて、黒いリュックを背負っている。
その姿に、驚きを隠せず口を開けずにいると、ドアの向こうの誰か、
木立緑が口を開いた。
「久しぶりだね、シルク君。私のこと、覚えてる?」
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凜ネコみゃあお(プロフ) - ♪OK (2018年3月22日 16時) (レス) id: 1fb76055e1 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 凛ネコみゃあおさん じゃあこちらのボードでお願いします。 (2018年3月22日 15時) (レス) id: dd7558d436 (このIDを非表示/違反報告)
凜ネコみゃあお(プロフ) - あーちゃんの好きでいいよ?k (2018年3月22日 15時) (レス) id: 1fb76055e1 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 凛ネコみゃあおさん どちらのボードで話しますか? (2018年3月22日 7時) (レス) id: dd7558d436 (このIDを非表示/違反報告)
凜ネコみゃあお(プロフ) - 頑張ってね!応援してます♪ (2018年3月22日 6時) (レス) id: 1fb76055e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーちゃん | 作成日時:2017年11月6日 19時