2年の萱ツインズ。【ハイキュー】 (ページ2)

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双子 02 ページ2

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『ん、さっきぶり、妹』

わたしのことを "お姉ちゃん" と呼ぶこの女子。
返事をしたわたしに満足した様子で隣のクラス──2年2組──に入っていく。

"お姉ちゃん" と呼んだはずなのに、どうして同じ学年なのか。

それはつまり、──双子。

という選択肢しかないのではないだろうか。

この双子の妹こそ、普通すぎるわたしに、少しの "珍しい" を提供してくれる存在だ。

萱(かや) 妹。稲荷崎高校2年2組。
わたしの双子の妹。

身長はわたしより4cm低い、157cm。
体重は知らない。身内の体重興味ないし。

…言いづらいけど、たぶん女友だちはそんなに多くない。
でもそれは仕方のないことで。

なぜならわたしの片割れは、この稲荷崎高校のバレー部のマネージャーをしている。

朝も放課後も、たまに昼休みにまで部活やバレーの話に勤しんでいるから、わたしみたいに友だちができやすい環境にないんだと思う。

プラスして、稲荷崎のバレー部、なんていったら──アレ(・・)がいる。

学校中から絶大な人気を誇る──

宮ツインズ。