39 今が現実 ページ3
*
看護師「すぐに手術室へ運んで下さいっ！」
病院に到着し、俺は救急車から降りた。
看護師「お名前を教えて頂けませんか？」
健人「えと、中島と申します」
看護師「中島様ですね。わかりました」
深刻そうな顔をした看護師さんに、
名前を尋ねられた。
そんなことより...
健人「あのっ、(人1)は！？」
看護師「今すぐ緊急手術を始めますので、
こちらでお待ち下さい」
看護師さんに言われ待合室で待つことになった。
1人ポツリと椅子に座る。
一度座ったが、
落ち着かず何度も立ち上がったり、座ったり...
その繰り返し。
脳裏では、(人1)のことで頭が一杯だった。
チラリと腕時計を見るが...
時間が経つのは遅い。
10分が、1時間に感じるくらい。
時間が経つのが遅いため、変なことを考えてしまう。
(人1)は本当に助かるのだろうか？
頭から血を流し倒れていた、
(人1)の姿が脳裏に浮かぶ。
健人「あぁー！変なこと考えるな！」
髪をクシャクシャッと思いっ切り撫でた。
でも...
心配で心配で、息が荒くなる。
大丈夫。
きっと(人1)は助かる。
そう自分に言い聞かせた。
すると...
“ガチャッ,,
？「中島様ですよね？こちらにお座り下さい」
扉から、白衣を着た男の人が入って来た。
大人っぽく見えるが年齢は、20歳前半だろうか。
若そうな医師だな。
そう思いながら、指示された椅子に座る。
呼吸を整え、姿勢を伸ばした。
風磨「改めまして、私はここの病院の院長を
務めさせて頂いております。菊池と申します」
健人「院長ですか！？」
風磨「はい」
向かいに座っている菊池先生が、
なんと院長だなんて...
風磨「以前わたくしの父が院長だったのですが、
急遽任されまして...」
健人「菊池先生は以前までは？」
風磨「私は以前までは、この病院で看護師と
して務めさせて頂いておりました」
急遽任されるくらいなら、
よっぽどすごい看護師さんだったんだなぁ。
風磨「それより、菅原様のご様態ですが...」
健人「あっ、はい...でも何で名前を？」
風磨「こちらで調べさせて頂きました」
調べることもできるんだ...
病院のことをあまり詳しく知らない俺に、
詳しく教えてくれる菊池先生。
風磨「中島様。落ち着いて...聞いてくださいね？」
健人「はい...」
俺の胸騒ぎが止むことはなかった。
*
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fumi(プロフ) - アゲハ アリスさん» コメントありがとうございます。そんな風に思っていてくださるなんてとても嬉しいです。只今、更新停止中とは書かれてませんが更新をしていません。早く更新できるように頑張りますので、また更新を再開した時にはコメントを頂けると嬉しいです♪ (2016年6月5日 21時) (
レス) id: a73de86883 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ アリス - 読んでいて 涙が出てしまい 胸が締め付けられるような痛みを感じ、切なく はかない お話でした。。 とても すばらしいです！ (2016年6月3日 0時) (レス) id: 0b1c467601 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - 瑠璃さん» 瑠璃さん、いつもコメントありがとうございます！いよいよ明日ですよ。私も更新するのが楽しみで、今日は寝るれないかもです！瑠璃さんも更新頑張ってくださーい♪ (2016年3月4日 22時) (レス) id: a73de86883 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - いよいよ明日ですな。楽しみです。楽しみすぎて寝れないかもです。笑 (2016年3月4日 21時) (レス) id: f50f5dce67 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - 瑠璃さん» 最近、色々忙しくて更新ができません。本当にすみません。早く更新できるように努力しますので、応援宜しくお願いします。本当にいつもコメントありがとね♪ 瑠璃ちゃんも更新頑張って☆ (2016年2月12日 21時) (レス) id: a73de86883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi | 作成日時：2015年5月1日 21時
