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1話 ページ2

*


笑い声が響いていた。


家族の楽しい声が。


同じ日、なんてものは無くて…。


毎日が新鮮だった。


近侍との仕事も、会議も。


息の詰まる仕事も多かったけど…達成感を感じれた。


本来の家族の顔や声は忘れたけど、今の家族が寂しさを忘れさせた。


なのに…其れらは直ぐに壊された。


何故か本丸の位置が遡行軍に知られた。


家族は、皆私を守ってくれた。


初期刀の加州は、私の側に居て安心する様な声をかけてくれた。


何時もと変わらない声。


きっと、不安だった筈なのに…。


沢山の金属音が本丸中に轟く。


加州の手を握る事しか出来なかった。


けど、時間が経つと遡行軍に居場所が知られた。


数体の遡行軍に加州一人。


幾ら極の加州も私を庇いながら戦うのは、困難だった。


結局、私は加州の足手纏いになった。


加州は私を庇って、切られた。


私を抱き締めて…「大丈夫だよ、主」と云って。


少ししてから傷だらけの、和泉守と愛染が倒してくれた。


でも、其の時には…加州は目を閉じていた。


息をしてなくて、身体も徐々に冷えてきた。


怖くなった。


誰かの死なんて経験したことがない。


長年私の一番側で支えてくれた人を失った。


私には理解できなかった。


何故、私の本丸の場所が知られたのか。


何故、皆が折れないといけなかったのか。


何故、私だけが無傷なのか。


私には理解できなかった。

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- 大丈夫です。ありがとうございます! (2019年6月8日 7時) (レス) id: 38888895ed (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - 躪さん» ありがとうございます!リクエストの方は、明日ぐらいに公開しようと思っています。リクエストの時より、だいぶ変わってしまいました。申し訳ございません。 (2019年6月8日 0時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
- 完結おめでとうございます!リクエストの件はどうなりましたか? (2019年6月7日 22時) (レス) id: 38888895ed (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - Asterisk《あすたりすく》さん» ありがと〜!!(≧▽≦) (2019年6月7日 18時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
Asterisk《あすたりすく》(プロフ) - 完結おめでとう〜! (2019年6月7日 18時) (レス) id: 13131826f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Iuna | 作成日時:2019年5月17日 21時

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