百三十六話 ページ38
中島敦 side
突然眠気が襲ってきた。授業中なのに、眠ってしまった。
直ぐに起きた。けど、起きたら…僕は太宰にもたれ掛かりながら座っていた。
周りを見たらいつもの川で、服もいつもの服だった。
太宰「ん…ふぁあ〜…あれ、硬い？」
太宰さんも目が覚めたようだ。
中島「太宰さん、あの…」
太宰「！！此処は、横浜…？
真逆、戻って来たのか！？」
「そう、楽しい夢は終わりを迎えたの。ごめんなさいね、巻き込んでしまって。
けど、貴方達も連れて行った方があの子は安心するから。
時間はそう経っていないわ。
私達の償いは終了したわ。
夢から覚めてしまっても…あの子を宜しくね」
優しい声が頭に響いた。其れは太宰さんも同じようだ。
太宰「…つまり、別に世界に行ったのはAちゃんの両親のAちゃんへの償い。
私達はAちゃんの心の為に連れて行かれたのか…。
成程…期限があったのか…」
中島「どうします？
中也さん達にも説明をしにいきますか？」
太宰「否、其の必要はないと思うよ。だって、中也の傍には…あの子がいるんだからね。
だから、我々は探偵社に戻ろう。非日常から現実へ」
中島「はい！」
行ったこともない、学校に通えて楽しかった。其れが一時の夢だったとしても、僕は満足だ。
Aさんや中也さん達とは敵同士に戻っちゃうけど……夢は夢だ。夢だからこそ、あれだけ楽しかったんだ。
・
国木田「敦、太宰！何処で何をしていたんだ！！俺の予定が大きくズレただろうが！！」
太宰「そう怒らないでよ。ちゃんと帰ってきたんだからさ。
で、何処に行っていたかなんだけど…とても楽しい所だよ。ね？敦君」
中島「はい！凄く、楽しくて夢のような所でした！」
国木田「はっ？」
因みにこの後国木田さん達は誤解をしていて、其の誤解を解くのに1時間はかかってしまった。
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ロリコン - あたしの作品なんて途中で変わっちゃったよー (2019年7月28日 9時) (
レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - ロリコンさん» そ、そんなことは…！！こちらこそ、ありがとうございます！！！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
ロリコン - アトこれめっちゃ後味悪いのかと思ったらメッチャ良かった！サイコー！神作品ありがとう！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
ロリコン - はっや！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - ロリコンさん» な、なるほど…！もし、次があったらやってみても… (2019年7月27日 21時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Iuna
| 作成日時：2018年10月21日 19時
