五十四話 ページ5
相澤消太 side
急遽、雄英の教師全員が呼ばれた。
根津「急に済まないね。実はね、雄英に手紙が届いていたんだ。内容は…二人の転入の事だよ。普通なら試験をやる所なんだけどね…。二人のうち一人が昨日の敵襲撃の時に居た子でね…」
校長はプロフィールの書かれた紙を全員に渡した。
相澤「！此奴…」
根津「そう、この中原Aさんは昨日居た。もしも敵なら不味いことになる」
相澤「…失礼ですが、その可能性は低いかと」
全員の視線が俺に集まる。
相澤「もし本当に敵なら俺を助けるはずがありません。俺は…彼奴の力のおかげで完治しました」
俺の言葉のあとにいきなり窓ガラスが割れた。
？「失礼するぞ」
全体的に黒で統一された服、特徴的な帽子、オレンジ色の髪、青い瞳。
「な、だ、誰だ！！」
中原「あー、俺は中原中也だ。誤解されそうだから直接来た」
相澤「お前は…昨日居た」
中原「嗚呼、そうだ。因みに俺達は敵でもヒーローでもねぇ。が、この手は汚れてる。
別に俺は二人をヒーローにしたい訳でも敵にしたい訳でもねぇ。
…唯、学校に行かせてやりたいだけだ」
中原中也と言う男は小さく、そして優しく微笑みながらそう言った。
中原「二人を受け入れるかはそっちに任せる。けど…俺達は…敵にもなれる。否、敵に一番近い。それだけだ。じゃあな」
中原中也は窓から飛び降りた。外を見てみると、誰も居なかった。
根津「…敵に一番近い、か…。難しいね。何より、高３だしね」
オール「…私はこの二人の転入に賛成します。この少年は兎も角、この少女と先の青年がいなければ生徒にまで被害が出ていました。
相澤君が言った通り敵なら、我々を殺しにくるはずでしょう。それが演技だったとしても、死柄木弔は驚いた顔をしていました。
初めて見るような顔をしていました。だから」
根津「敵じゃない」
オール「！…はい」
根津「ふむ…。そうだね、こうしよう！」
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はつね(プロフ) - 59話のやつ、上から太宰治、中島敦、中原中也ですかね…？もう、、見た瞬間叫びました。凄い面白いです。 (2021年10月22日 22時) (
レス) @page10 id: 2e11b91bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ロリコン - 虎になる話して…敦くぅんヤンケ (2019年7月27日 20時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - Iunaさん» 作品出来たら教えて下さい！楽しみにお待ちしてます (2018年10月17日 10時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - Iunaさん» 暗殺技術、狙撃、体術、剣術は世界一の実力を持つ。出来ない事は特にない…でお願いします (2018年10月17日 7時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - アリスさん» 了解です！リクエスト、ありがとうございました！！ (2018年10月17日 7時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Iuna
| 作成日時：2018年9月26日 18時
