拾漆 ページ8
司書「さあ、時間を進めよう。
今、我々は彼女の異様力の中にいる。
彼女も眠っている。
勿論、彼もね。
…私は所詮司書。
現実の世界には行けない。
何故なら、1度死んだ身だからね。
だから、君達に託すよ。
私が消える時は彼女が死ぬ時。
私は此図書館から君達の進む未来の物語を楽しみにしているよ。
…2人を幸せにしてね?
其れが違う物語の私と相棒の唯一無二の願いだ。
君達にしか、頼めなくて。
君達にしか、叶える事も出来ない。
……今迄沢山あった物語の最後の物語だ。
彼女達が死ぬ時に ” 幸せだった ” と言われれば、願いは叶う。
其の日を楽しみにしているよ。
また、会えたら会おう。
太宰治、中原中也。
…妹と妹の想い人を宜しく頼むよ」
そう言い、また、光に包まれた。
目を閉じ、開けると…そこは倉庫の中だった。
月の光がA達に差し掛かった。
そして…そっと、A達の閉じられていた目が開かれた。
『あ、れ…ここは…』
柊也「んっ…」
太宰「目覚めたかい?」
中原「寝坊助だな」
私と中也はA達の目線迄しゃがんだ。
そして、笑みを浮かべて声をかける。
『?…!貴方、は…』
柊也「!!なん、で…」
2人の目が大きく開かれた。
太宰「…ねぇ、A」
中原「…なあ、柊也」
「「今、幸せ/か?」」
『っ…う、ん…とても』
柊也「っ…嗚呼…すっごく」
「『幸せだ/よ』」
「『___』」
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Iuna(プロフ) - クレハさん» 読んで下さりありがとうございます!ミステリアス、でしょうか?私には分かりません笑!更新、頑張ります! (2019年1月9日 20時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
クレハ - なんていうかミステリアスなお話ですね… 更新頑張ってください! (2019年1月9日 20時) (レス) id: ddd19fa939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Iuna | 作成日時:2019年1月7日 20時