408話 ページ11
『はぁ、緊張したなぁ〜…でも、写真撮れて嬉しい』
ドンッ
誰かとぶつかってしまった。
『あ、すみません』
？「こちらこそ。怪我はありませんか？轟A」
『！！敵の荼毘さん…』
荼毘「…さん付けしなくていい」
『え、あ、はい。えっと、私はヒーローの卵として貴方を捕まえた方が良いんだろうか…』
荼毘「それは困るな。と、今日は何もしねぇよ。お前にちょっと用事があるから《わざと》ぶつかったんだ。あぁ、因みにお前に害はねぇからな。安心しろ」
『…敵にどう安心しろと…』
荼毘「良いから、ちょっと来い」
手を捕まれ、そのまま歩き出した。
本当なら逃げなきゃいけない。捕まえなければいけない。けど、出来ない。安心する手をしている。どうして？この人は…敵なのに…。
荼毘「と、此処でいいか」
連れてこられたのは誰も居ない公園だった。
『？？』
カシャッ
『！？！？』
急に引っ張られて、荼毘と距離が近くなったと思ったらカメラで写真を取られた。
そのカメラは直ぐに写真が出てくるタイプ(？)なので写真が出てきた。
荼毘「ほら。お前、家族写真が欲しかったんだろ？」
その言葉で確信した。あぁ、この人が一番上の兄なんだ、と…。
『でも、どうして…』
荼毘「…最初で最後の兄貴サービスだ。これ以上、兄貴としてお前らと接する気はねぇ。俺は敵の荼毘として生きていく。それを忘れるなよ」
そう言い荼毘は私に背を向けた。そして、歩き出した。
待って、まだ、お礼が…！！
『っ、ありがとう、燈矢兄さん！』
荼毘「っ！……」
私がそう言うと荼毘は振り返り、私の頭に何かを乗せた。
荼毘「じゃあな、A」弱笑
今度は本当に去っていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜央(プロフ) - 最後キュンキュンしちゃいました！笑 (2021年8月2日 1時) (
レス) id: 5b25c04a80 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - はいっ2020年で申し訳ない！それじゃ描きます？轟家族と龍華家族が仲良くしてるの書いて欲しいです！！！ (2020年1月4日 22時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - かなでさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2018年10月31日 22時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - mayumiさん» ありがとうございます！妊娠と出産ですね！分かりました！ (2018年10月31日 22時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - Asterisk.さん» ありがとう〜！(*´ω｀) (2018年10月31日 22時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Iuna
| 作成日時：2018年10月7日 12時
