廿肆 ページ25
中島 敦 side
紫炎「お前も忘れてるぜ?
Aの図書館の中に一度入れば、Aの許可無しには出れねぇ。
逆に言えば…Aが許可さえ出せば…ここ迄言えば分かるよな?」
紫炎さんはニヤリと笑みを浮かべた。Aさんは下を向いていたけど、前を向いて…
『…異能力、図書館………解放』
一瞬にして僕達は図書館の中にいた。
『……図書館迷宮を存分に御楽しみ下さいませ。
尚、この迷宮は自身の異能力は使えません。
図書館には様々な仕掛けが御座います。
どうぞ…永遠に終わらない迷宮を御楽しみ下さいませ』
Aさんは優雅にお辞儀をして、何処かに消えていった。
太宰「やられたね…Aの図書館はAにしか道が分からない。
時間や条件で姿、道…色々と変わってしまう」
国木田「乱歩さんでも無理か?」
太宰「無理だね。
この図書館は…生きている。
Aの意のままに動く。
…彼女の言う通り、永遠に終わらないかも知れないね…」
泉「絶対に無理なの?」
太宰「此処では異能力が使えない。
…何か出れる条件が有るのなら探さないと行けない。
けど…」
江戸川「探しているうちに図書館は動き続ける…」
太宰「えぇ」
中島「なら、どうすれば…」
?「簡単だ」
上から声が聞こえた。声のした方を見てみると…中原さんと似た髪色、瞳の色をした高身長の男性が本棚の1番上に腰掛けていた。
太宰「柊也…」
柊也「アンタには呼ばれたくねぇよ。後、元兄貴にもな」
166人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Iuna(プロフ) - くるみさん» 何度も読んで下さりありがとうございます!図書館ヲ知ルモノの正体は秘密ですが、夢主の近くにいる人です!全ては物語で!!更新をお楽しみに(^∇^) (2018年12月12日 5時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - この話がものすごーく好きなのでまた最初から読んでしまいました。やっぱり何度読んでも良い話でいつも泣きそうになります。この話の続きの結末も楽しみにしています。あと(?図書館ヲ知ルモノ?)は、やっぱり夢主ですか?それとも柊也ですか?…… (2018年12月11日 20時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
桜紅葉 - ありがとうございます!! (2018年11月29日 17時) (レス) id: 8c278dc6ac (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - 桜紅葉さん» ハッピーエンドですか…分かりました!作ってみます!! (2018年11月27日 20時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
桜紅葉 - 胸が締め付けられました。涙腺が........!でも、大変おこがましいのですが、もしよろしければ、ハッピーエンドもつくってください。よろしくお願いします。 (2018年11月27日 17時) (レス) id: 8c278dc6ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Iuna | 作成日時:2018年10月20日 10時