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廿 ページ21

太宰治 side




Aを連れて、探偵社に戻ってきた。Aはずっと、下を向いている。









谷崎「あ、あの…珈琲飲む?僕の妹は入れるのが上手いだけど…」









谷崎君が話しかけても、Aは黙っている。









ナオミ「それにしても…可愛らしい方ですわね…」









太宰「私の妹だからね!」









『…………違う』ボソッ









中島「え?」









国木田「如何した敦」









中島「あ、いえ…彼女が《違う》て…」









太宰「流石敦君だね。耳が良い」









『!!っ…』









泉「?震えてる…」









鏡花ちゃんがAの肩に触れようとした。が、其の手は弾かれた。Aによって…。









『やめて!触らないで!!っ…!!…ご、めんなさい…ごめん、なさい…!謝るから!!何もしないで!!お願い!……厭…とう、やぁ…』









手を弾いたAは顔を青くして、涙を貯めて声を荒らげて言った。









太宰「A、此処では誰もそんな事しないよ?」









私が一歩、近づくと…









『いや!!っお願い…来ないで…っ…次は、ちゃんと、するから…お願い……お願い、だから……』









更に青い顔をした。









『お願い、お願いだから……もう、来ないで……殴らないで…撃たないで…次は…ちゃんと…使えるように、するから……っ…』









江戸川「…不味いね、過去と今が混ざりあってる。今ここに居る全員が敵に見えてる」









与謝野「この子、かなり精神的にきてるね。過去の恐怖からか、暴れてないだけマシだね…」









私達はここ迄Aを追い詰めていたの…?

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Iuna(プロフ) - くるみさん» 何度も読んで下さりありがとうございます!図書館ヲ知ルモノの正体は秘密ですが、夢主の近くにいる人です!全ては物語で!!更新をお楽しみに(^∇^) (2018年12月12日 5時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - この話がものすごーく好きなのでまた最初から読んでしまいました。やっぱり何度読んでも良い話でいつも泣きそうになります。この話の続きの結末も楽しみにしています。あと(?図書館ヲ知ルモノ?)は、やっぱり夢主ですか?それとも柊也ですか?…… (2018年12月11日 20時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
桜紅葉 - ありがとうございます!! (2018年11月29日 17時) (レス) id: 8c278dc6ac (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - 桜紅葉さん» ハッピーエンドですか…分かりました!作ってみます!! (2018年11月27日 20時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
桜紅葉 - 胸が締め付けられました。涙腺が........!でも、大変おこがましいのですが、もしよろしければ、ハッピーエンドもつくってください。よろしくお願いします。 (2018年11月27日 17時) (レス) id: 8c278dc6ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Iuna | 作成日時:2018年10月20日 10時

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