5月さんの姉の料理の腕前は…

8話 ページ9

A side


やっと、長い飛行機から降りれるよ



私は今、コソコソと歩いてる



理由？



葵に抱きつくため



目的は、それだけ



あ！葵発見！！



あと少し……





A side ----end-----


葵 side



姉さん遅いな



まぁ、混んでるし



仕方ないのかなぁ



ギュッ



えっ………



誰かに、だ、抱きつかれてる！？



え、なんで



間違えられてる、のかなぁ？



？『久しぶりだね？……葵』



この声って…



俺は、背中から聞こえた声に覚えがあった



すぐに、後ろを振り返った



そこには、ずっと会いたかった人が笑顔で居た



葵「…姉さん？」



『そうだよ〜…忘れちゃた？』



首を傾げて、俺を見てくる



可愛い



そう、思ってしまった



葵「本当に、A姉？」



『そうだよ。……葵の呼び方』



本当に、A姉さんだと分かったから今度は俺から抱きついた



葵の呼び方……それは、姉さんが俺の事を昔そう読んでいた



俺や新や母さん、たまに姉さんが兄の事をちーちゃんと呼んでいた



その時、姉さんが俺と2人の時だけ呼んでいた呼び方が……葵の呼び方



2人の合言葉みたいな感じ



葵「姉さん、流石に抱きつくのは驚くから…」



『私ね、母さんと父さん、ちーちゃんに新に優花に抱きつくの！』



葵「あ、ははは……新は、文句言いそう」



新は、自分の姉である優花さんの事を心の中で貶してる



『いいもん！そんな新くんには、お土産あげないもん！てか、抱きつくのって私の自由じゃ無い？』



葵「確かにそうだね」



久々に見る姉さんの笑顔は、とても綺麗だった


葵 side end

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