35話 ページ37
『あ、自己紹介してなかったね。改めまして、私は皐月 Aと言います。』
創「えっと、A……さん?」
『ふふ、君が呼びやすい呼び方で良いよ。あと、敬語も別にいらないわ』
創「なら、Aで!よろしくな!俺は幸平創真。中3」
『あら、じゃあ四月からは高校生なんだね』
創「いや、俺はここを継ぐために此処で修行するんだ!」
城「と、この一点張り。A、どうにかなんかいか?」
えぇえ、私心理学者とかカウンセラーの人とかと違って料理しかわかんないよ
『ええと、創真。私は遠月茶寮料理學園をオススメするよ』
創「なんだそこ」
『私の母校でもあるんだけど、そこは料理専門学校。貴方より強い料理人が沢山いるところよ』
創「俺より、強い……」
『自慢じゃないけど、私だって料理をするし、貴方にだって負けないわ』
創「!!」
『だからさ、遠月学園でいろんな人と料理と出会ってきたら?』
創「意味、ないじゃん。俺は此処を継ぐんだ!だから、他の料理なんて、知らなくてもいいだろ!?」
『それは、違うよ』
創「!」
『確かに此処は、レストランじゃない。定食屋だよ?でも、このままでいいの?
料理の知識や経験があれば、自分なりにアレンジが出来る
でも、知らなかったら?
何も出来ないよ?何も ” 今 ” と変わらないよ
地元の人や此処にずっと通ってる人は、此処に来てくれると思うよ
でも、新しい人は来ない
人は誰だって、新しいもの刺激的なもの、独創的なものを求める
君だって、城一郎さんに勝ちたくて何度も練習や試行錯誤を繰り返したでしょ?
自分だけの力だったら限界が、限度がある
でも、遠月なら君とは全く違う考えを持つ人だっている
此処では、出会えない人だったている
それに、遠月の教育方法は他の学校と違う』
創「?」
『遠月茶寮料理學園。通称遠月学園。日本屈指の名門料理学校。非常に厳しい少数精鋭教育方法をしていて、高等部の1千人近い新1年生のうち進学出来るのは、全体の1割にも満たず卒業までたどり着く人は、数人程度』
創「???」
『ええっと、簡単に言うと、料理が全ての実力主義の高校だよ』
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Iuna(プロフ) - 佑藍《ゆあ》さん» そうなんですか!?教えて下さり、ありがとうございます!直しておきます (2017年9月2日 22時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
佑藍《ゆあ》(プロフ) - あと15Pの「解体賞」ではなく「解体ショー」ではないでしょうか? (2017年9月2日 22時) (レス) id: 7c735f7eb8 (このIDを非表示/違反報告)
佑藍《ゆあ》(プロフ) - こんばんは…コメント失礼…最初の説明文の所の「1体どれほど」は「いったいどれほど」ではないでしょうか? (2017年9月2日 22時) (レス) id: 7c735f7eb8 (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - 銀狼さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年9月2日 16時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね!これからも頑張ってください!応援してます! (2017年9月2日 11時) (レス) id: 487e55f362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Iuna | 作成日時:2017年8月23日 1時