5月さんの姉の料理の腕前は…

24話 ＊ 過去編 ＊ ページ26

『ただいま〜』



葵「A姉、おかえりなさい」



新「A姉、腹減った…」



『あ、うん。分かった。簡単なものでいい？』



新「(●ﾟｪﾟ))ｺｸｺｸ」



『ちょっと待ってて』



葵「俺もなにか手伝おうか？」



『心配してくれてありがとう。でも、大丈夫。葵の呼び方は、新と一緒に待ってて』




葵「…分かった」



『なに、作ろうかなぁ…あ、お味噌汁とおにぎりでいいや』



お味噌汁の具は、豆腐とワカメでいいか



おにぎりの具は、梅と鮭にしよう




…………簡単に終わった




？「A姉、何してるの？」




この声って…




『おにぎりとお味噌汁を作ってるの。あと、おかえりなさい。千尋』




千「ただいま」




『千尋もいる？』




千「なら、貰おうかな」




『わかった。後で部屋に持っていく』




千「ありがとう」









コンコン




『葵、新出来たよ』




ガチャ




葵「ありがとう、A姉」




新「あざーっす」




『表情と言葉があってないよ』




『それじゃあ、勉強頑張ってね』




葵「あ、後で聞きに行っていい？」




『ん、了解』




バタン




『…母さん達帰ってきてるかな？』




母「あ、Aただいま」




父「ただいま」




『おかえりなさい。葵と千尋は、おにぎりとお味噌汁の軽いものしか食べてないよ』




母「あら、ありがとう！」




父「…A、受かったのか？」




『うん。合格したよ』



母「なら、お祝いね！」




『材料無いから、後日でもいいと思うよ』




父「卯月さん家も呼んで見たらどうだ？」




母「そうね…なら、明日にしましょ！」




母さんも父さんも、それだけ嬉しいんだな…




なんか、胸の当たりがホッコリする……

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