24話 ページ26
膝丸 side
膝丸「ここが大広間でその隣が書斎だ」
『書斎？』
髭切「本が沢山あるんだよ。Aはどんな話が好きなのかな？」
『私？私はね、武器の本が好き！』
膝丸「ぶ、武器？」
『うん！刀とか弓とか銃とか、いっぱい書いてる本が好き！』
髭切「どうして？」
『私の個性ね、炎と氷で ” 創る ” 個性なの。例えば刀だったら氷で刀を作ることも出来るし、ただの刀に炎を纏わせることもできるの！だから、武器は沢山知ってた方がいいの！』
幼いのにしっかりとしているな…。いや、そうなるしかなかったのだろう…
膝丸「…Aをどこまで追い詰めてるんだ」ボソッ
怒りが湧いてくる。幼いAがここまで大人しく、丁寧な敬語や話し方をするのはそうしざる得なかったからだろう
『膝丸兄さん？どうしたの？』
膝丸「いやなんでもない。A、桜は好きか？」
『桜？うん！夜の桜が好き！あ、八重桜が一番好き！これね、誰にも言ったことなかったんだよ？膝丸兄さんと髭切兄さんが初めてなんだよ！』
髭切「そうなのかい？それは嬉しいね。あ、夕餉の前にあそこにある桜の木を見に行くかい？」
『いいの！？』
髭切「勿論だよ。ほら、えっと、膝丸も行こ」
膝丸「あ、あぁ」
兄者が俺の名前を間違えずに呼んでくれたのは、凄く嬉しい。けど、俺の心の中は怒りが渦巻いてる。大倶利伽羅が話たAのこと…鶴丸から大体は聞いたが、改めてよく聞くとやはり怒りしかない
今のAは笑顔で元気に返事や話をしたりするが……前はこうじゃなかったんだろうな…。無理に自分を押さえ込んで、演じて…
膝丸「……辛かったよな」ボソッ
髭切「Aのことを考えるのはいいけど、顔には出したらダメだよ？あの子は表情に敏感だからね」ボソッ
膝丸「兄者……分かっているさ」
Aは俺達が守る。たとえ、俺達がただの刀に戻ることになったとしても、守り通す
Aの悲しい顔は見たくない…。たがら俺達が愛してやる。人ではない俺たちで…
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 0時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - あさん» 私は名前に興味が無いと思います。よく名前が変わっていたと聞いたので… (2018年6月19日 2時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
あ - ででん、作者さんに問題です。何故兄者は弟の名前を覚えられないのでしょう。☆ヒント☆単純に興味がない訳ではない (2018年6月18日 23時) (レス) id: 1136111bde (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - 慶花さん» 面白いと言っていただきありがとうございます。私自身ミスが多く…すみません。けれど、惹きつけられる、と言って下さりありがとうございます。 (2018年6月12日 18時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
慶花(プロフ) - お話としてはとても面白いのですが少々、漢字のミスなどが多いように感じました。刀剣乱舞のようなお話を読む方はそう言うところに敏感なので、少しもったいないです。しかし、発想自体はとても良く、惹きつけられました。 (2018年6月12日 3時) (レス) id: 2d348bfb6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Iuna
| 作成日時：2018年5月9日 17時
