１０月さんの双子の妹は幼い頃に喘息を発症して弱過保護な兄が居て東京にバレー部の従兄がいるそうです！

１９話 ページ22

A side



空先生に送ってもらって家に帰ってきた私です









お母さんにちゃんと言わないと…東京に行きたいって！









母「あら、Aちゃん。おかえりなさい」









『ただいま！あの、お母さん。お願いがあるんだけど…』









母「なに？」









『あのね、私…と、東京に行きたい！詩ちゃんと望君と空先生で郁たちに会いに行きたいの！

今まで郁に来てもらってたから、たまには私から行きたいなぁって思って……』









駄目かな？でも、行きたい…









母「いいわよ。逆にいつ言うか待ってたのよ？東京に行くのよね？なら、 ” 衛輔 ” 君にも会ってきたら？最近会えてないんだから」









『うん！衛輔にも会う！ありがとう、お母さん！』









母「なら、衛輔君にちゃんと連絡するのよ？」









『うん！』









in Aの部屋




purururururururu…purururururururu









夜「〈はい、Aか？久しぶりだな〉」









『〈衛輔！うん、久しぶりだね〉』









夜「〈体調は大丈夫なのか？〉」









『〈うん！衛輔は今何してるの？〉』









夜「〈今か？今は部活の休憩中だよ。いきなり着信がきたからびっくりしたよ。まぁ、ちゃんと許可は取ってあるから気にするな〉」









『〈そっか。衛輔はバレー部だっけ？えっと…リベロ、だっけ？ボールを拾うのって〉』









夜「〈簡単に言うとな！笑〉」









『〈あはは…余り知らないから、ごめんね〉』









夜「〈いいって！それよりいきなり電話なんてどうしたんだ？〉」









『〈あのね、私今度友達と一緒に東京に行くの！で、その時に衛輔にも会おうかなぁって思ったの。

いきなりが良かったんだけど…部活あるんでしょ？だから教えておこうって思ったの！〉』

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