１０月さんの双子の妹は幼い頃に喘息を発症して弱過保護な兄が居て東京にバレー部の従兄がいるそうです！

１５話 ページ18

『あの、空先生いますか？』









「あら、神無月さん。長月先生？さっき図書室に行ったわよ？」









『そうなんですね。ありがとうございます』









詠「どうだった？」









望「変態教師はいた？」









『図書室にいるみたいだよ』









詠「なら図書室に行こうか」









『うん！』









ガラッ









望「相変わらず、広いよな…」









詠「手分けして探そう。睦月君の言う通り広いからね…」









『空先生〜どこですか〜あ……』









やっぱり空先生は、カッコイイ









確かに毒舌だしドSだし、たまにナルシストだけど……









それでも、優しい人なんだ













空「ん？Aか？どうしたんだ？」









『あの、空先生……今度私と睦月君と霜月さんで東京に行くんです。だから空先生も一緒に行きませんか？』









空「……まぁ、いいよ。てか、いまさらだけど、睦月って睦月始の弟だったよな。霜月は霜月隼の妹で俺は長月夜の兄でAが神無月郁の双子の妹、だったか？」









『空先生は凄いね！皆の事をきちんと見てる』









空「ありがとう。で？日程は？」









『えっと、今度郁が帰ってくる前に行きたいか……郁は１週間後って言ってたから…空先生はいつ空いてますか？』









空「ん？何時でもいいよ？Aが決めた日に合わせるから」









空先生はいきなり私の頭を撫でてきた









空「……大きく、なったな……」ボソッ









『えっ？』









空「いや、何でもない。それで？どうするの？」









『あ、えっと……明明後日にしましょ！』









空「ん。了解。あの二人にも教えとけよ？」









『わかりました。空先生、ありがとうございます！』

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