#24 ページ25
みんなが寝静まった時間帯。流石にあのチビ赤毛寮長も起きてないだろ。(Aの方が小さいです)
鬼って眠らないからさー。しかも夜にしか活動出来ないし。
私は日光克服してるから大丈夫なんだけど………
最近は周りに合わせて寝てるけどな。暇だから。
ーハーツラビュル寮-テラスー
風がたまに吹く。少し涼しいし…
『月がき((「月が綺麗だな。」……………』
何回遮られるんだ私の言葉!
「失礼。ここから月を眺めるのが好きなのか?」
『初めてだぞ。』
「そうか…鬼の子よ、名は何という?」
『!(こいつ今…)Aだ。こっちが名乗ったからお前も名乗れよ。』
と言って話しかけてきた奴の顔を見るとかなり背が高い。しかもツノがある?
「お前…まさか僕のことを知らないのか?」
『いや分かるわけないだろ。』
「……そうか。なら知る必要はない。」
『はい?』
「知ってしまえば、肌に霜が降りる心地がするだろう。世間知らずに免じて、好きな名前で呼ぶことを許す。
いずれそれが後悔に変わるかもしれないが……」
後悔?何言ってるんだこいつは?そういえばよく見たらハーツラビュルの奴じゃないな。
ま、まままさか…
『ふ、不法侵入…!?』
「安心しろ。別に寮長の命を狙ってるわけじゃないし、何も企んじゃいない。
ただ、お前に会いに来ただけだ。」
『(私に…?)』
いや本当に誰だよ。私こいつに何もしてないし会ったことすらないんだが…
そういえばこいつ、名前教えてくれないけち野郎な上に世間知らずってストレートに言いやがった。
『お前、好きに呼べと言ったな?』
「あぁ。」
『そうだな……ツノがある…ツノがある…分かった、お前のことはツノ太郎と呼ばせてもらう。
んじゃ、私そろそろ寝るから。じゃあなツノ太郎。』
鬼なのに眠くなってきた気がする。この世界に来てから体質が変わったかもな。
…そういえばあいつ、何処の寮だっけ。
「…リリアが言っていた通り、彼女は実に愛らしい。」
409人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カド松(プロフ) - ページ26のケイト先輩の早着替えであつ森の着替えるシーンが思い浮かんだ (2021年1月31日 21時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
狐の雨傘(プロフ) - 最新頑張ってください(*>∇<)ノ (2020年12月21日 19時) (レス) id: ba82413c14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ