イナズマイレブン短編集 (ページ5)

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白竜(レジスタンスジャパン) ページ5

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レジスタンスジャパン夢主(1年生、選手)

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最悪だ…

後数日でイナズマジャパンに試合を仕掛けるといった所で風邪をひいてしまった。

だけど残り数日だから休む訳には行かないと思って隠して練習に行こうとしたらすぐに不動監督にバレてしまい、強制的に帰されてしまった。

…まぁ帰されるといってもレジスタンスジャパン(私たち)は帝国学園の寮を借りたりしているので帰すという表現は怪しいのだが。

ため息を1つ吐いた直後、勢いよく誰かが扉を開けて入ってくる。

「A！調子はどうだ！」

『…いいように見える？』

「全く見えないな」

白くて綺麗な髪に顔面偏差値が圧倒的に高いこいつは私の幼なじみ、白竜。シード時代からの付き合いだ。

よく究極究極と言っているが私には理解できない。もうツッコミは放棄したが。

「代表で俺が見舞いに来たぞ！」

『そ、そう…』

「…今日のAは鋭くないな」

『…見りゃわかるでしょ』

「そう…だな」

いつもみたいにうるさいと思ってたら途端に静かになる。静かなのはありがたいが別にうるさいのも嫌いじゃない………直接本人には言えないけど。

「監督や他の奴らもお前のことを心配していた…特に雪村辺りは見舞いに行きたがってたぞ」

『そうなんだ…』

「…出会って間もないが随分好かれているんだな」

そう言う白竜の表情は何かに対抗心を燃やしているようにも見える。確か彼がライバル視している剣城君はイナズマジャパンにいるんだっけ。

「とにかく！しっかり休んでしっかり治せ！いいな？」

頷くと満足そうな笑みを浮かべながら近くのテーブルに色々と物を置く。そして去り際に何か言っているみたいだったが私には聞こえなかった。

「…好き、だ。究極に」

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