狂人短編記録 2冊目

鍋日和【伊集院茂夫+流川隆雄】○ ページ2

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『「先生、ただいま(です)！」』



元気よく事務所の扉を開けたのは伊集院のアシスタントである流川とA。2人の手にはビニール袋がぶら下げられている。

その声と姿を確認すると伊集院は優しく微笑み手招きする。



「2人ともおかえり。鍋の準備は出来ているよ。」

『ありがとうございます！野菜とお肉と〆のラーメン買って来ました！』

「ありがとう。では3人で協力して材料のカットをしようか」

「はい！」



手分けして食材のカットやら他に必要な作業を行う。

テキパキとしていて作業は数分で終わる。



「入れ方はこんな感じでいいでしょうか？」

『うん！』

「では火をつけるよ」



伊集院はそう言うとコンロに火をつける。

煮上がるまでの間、3人は世間話などをして盛り上がる。





「Aさん、流川君、今年もありがとう。君たちには沢山助けられた。来年も仲良くしてくれると嬉しいよ。」

「僕も先生やAさんに沢山お世話になりました！また来年も学ばせていただきたいと思います！」

『私、先生や流川君と過ごせてとても嬉しい！こうやって来年も過ごせたら嬉しいな…』



Aが挨拶し終わった後、鍋がぐつぐつといい音を立て始める。

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