【ヒューマンバグ大学】私、羅威刃の秘書になりました Part4 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:15 hit、合計:2,573 hit

ファイル121 メリケンナイフ使いと京極組のエースページ3

sideなし【京極組事務所時刻は夕方だと思われる】

「～♪」

上機嫌に誰かへメッセージを送る仙石。近くにいた久我は「(あ、ついに連絡したな)」と内心考える。

そう、仙石がメッセージを送った相手はA。尚Aはこの時寝ているので全く気づいていない。

仙石薫A～、元気にしてるか?俺のこと、覚えてる?

「虎徹、そういやさ」

「どうされました？」

「五十嵐の親父と国生の兄貴、六車の兄貴が今度組の皆で慰安旅行に行こうって話してたの聞いたぜ」

「なるほど…」

【仙石の話】

「国生、六車、ちょっといいか？」

「どうされました？五十嵐の親父」

「実は少し考えてることがあるんだけどよ…今度組の皆で慰安旅行はどうかと思ってな。」

「いいと思います。」

「俺も国生の兄貴と同じ意見です。」

「よっし、じゃあ日程とか決めるからまた詳しいことが分かったから教えるからな。じゃあ今日は解散だ」

＿＿＿

「て感じだ。」

ベテランの兄貴たちが話していた内容を伝える仙石。久我は楽しみという気持ちと大丈夫かなという不安が頭の中で交差している。

「そ、そうなんですね。」

「しばらくAには会えなくなると思うから土産どうしよっかなー」

気が早いと思った久我だが一応ツッコまないでおいた。

「ん？誰から…へぇー………ん？」

「仙石の兄貴？」

「Aから返信来たけど…何だこれ…」

しのみや仙石さん!もちろん覚えてますよ!
あー、今入院中で…また会えるのは当分先になりそうです…💦

久我は仙石から許可をもらいスマホの画面を覗き込む。と同時に驚愕の声を上げる。

「えぇぇぇぇ！？に、入院！？」

「おいおい…大丈夫かよ………」

見舞いに行ってあげたいのだが確かAは羅威刃にいたはずだから闇医者にいる可能性が高い。場所は知りたいと思う反面、城ヶ崎にでもバレたらだいぶややこしくなりそうだからやめておくことにした。

その代わり早くよくなるように心の中で祈る2人であった。