狂人反応観察日記 3冊目

彼女を馬鹿にしないで【戒炎】☆ ページ39

・我妻(B)

「へぇ…それで君はAと別れた方がいいって言うんだね。」

その女は○○だから自分にした方がいい。などあの手この手で破局させようとする。だけどよく見ると彼はいつもの笑顔が消え冷ややかな眼差しで姫華を見ている。

「そんな話が俺に通じると思ったか」

愛する人を馬鹿にされて黙ってはいない。もしかしたら彼なら決して手は下さず、誰の手も汚さず、確実に追い払う方法を知っているだろう。



・麻生(A)

「君さぁ、何か勘違いしてない？」

秀才な彼には姉より自分がお似合い！などと色々デタラメを言ったりあからさまな猫なで声で近寄る姫華が嫌で仕方ない。

「何も分かってないのに口出ししないで」

別に努力を知られなくても何とも思わないが彼女との関係を否定するような言い方をされてややキレ気味。彼女が悪く言われることは許せないのだ。



・緋田(B)

「貴様…A？何故止める」

思わず姫華の胸ぐらを掴みそうになる…が寸前で貴女に止められ事なきを得る。一方姫華は彼の圧力に腰を抜かしている。

「…お前は優しすぎるんだ、A。

おい、名も知らん奴…金輪際俺たちに関わるな。次は容赦しない。」

本当は今すぐにでも消したいレベルなのだが…愛する彼女の頼みなので1回目は堪える。



・遊馬(A)

「出直せ」
姫｢え？ど、どういうこと…｣

全て言い終わる前に遮る。冷静に言っているが内心は彼女を侮辱された怒りでいっぱいだ。

「その性格を直してから出直せと言っている…だがそれで俺の答えは十中八九変わるわけがないがな」

遠回しにお前に何ぞ興味がないと言う。もし次現れたとしても彼が守ってくれますよ。

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