狂人反応観察日記 3冊目

＊ ページ38

・高城(B)

「そんな嘘に騙されるほど俺は馬鹿じゃない」

彼女を信頼しきっているから分かること。姫華の嘘は秒で暴かれる。それでも姫華が何か言おうとすると後ろから他の破亜裂火メンバーがずらりと現れる。

「姉ちゃん。俺の一声にこいつらは従う。内容次第でアンタの運命は決まる。どうすればいいか分かるよな？」

明らかにカタギじゃない雰囲気の男たちを見て姫華は怯え即座に退散。もし姫華があのまま去っていなければどうなっていたことやら…



・秋元(A)

「あーはいはい、そうですかー」

全く聞く気がないから聞き流してる。というより聞いてない。だけどせっかくのデートを邪魔されてかなり不機嫌。

「俺さ、君みたいな子嫌いなの。これ以上邪魔するならAちゃんの身内でも容赦しないけど。」

バッサリ「嫌い」と言われ悔しそうに去る姫華には目もくれず貴女に気を取り直してデートの続きを促すが内心後のことを考えていたそうだ。



・神原(B)

「言いたいことはそれだけ？俺たち暇じゃないから早く帰りたいんだけど。」

彼の風貌と雰囲気的に簡単に黙せそうだと企む姫華。それどころかアプローチは全てあっさり玉砕されるし帰れと言われる。まぁ当然なのだが。

「あぁそうそう、最後に言っておくけどお前が入る隙間はないから…じゃあな！」

そう言って貴女を抱えてその場を自慢のスピードで去る。姫華のその後？…さぁ、どうなんでしょうね。

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