狂人反応観察日記 3冊目

うとうと。【羅威刃】☆ ページ28

・城ヶ崎

「こんなことして許されるのはお前だけだ」

そもそも他人に触れられるのは好まない彼。だけど貴女は別。仕事はもちろん抜かりないけどプライベートでは周りに分かるぐらい甘いようで…

「(起きた時が楽しみだ)」

貴女の色んな表情が見たいから起きたらちょっと意地悪言ってみようかな…と考えているようだ。



・東雲

「あ、あの…」

しかし寝ている貴女に声は届かない。彼は基本タンクトップなので身を寄せられると肌と肌が触れ合いやすい。それに貴女が相手だから尚更ドキドキしちゃう。

「おい、見るんじゃねぇ…！」

恥ずかしさを隠すためなのか起こさない程度に部下に思わず圧をかけてしまう。部下は察したけど言ったらやばいのです、すみません！と返事をする。



・間宮

「…私に引っ付いても何もありませんよ」

大丈夫〜。と呑気に言いながら貴女が寝始めるとため息が少々零れる。呆れではなく無防備すぎないかという理由があるらしい。

「(何故かは知らんがとても幸福だ)」

何かが満たされたような笑みを浮かべそうになる。足りないのは貴女が自分を恋愛的に見ていないからなのだろうか。



・小湊

「僕も寝る〜」

組織内でも貴女に引っ付いて回ることが多い。たまーに貴女の真似をしたりするぐらい大好きなようだ。

「(僕のこと、いつか一人の男として意識してね)」

あの隻腕の処刑人を恐れることなく弟のように可愛がっている貴女。怖がられないことは嬉しいけど何かが違っているそうだ。



・設楽

「大丈夫ですよ、貴女の周りはきちんと見ておくので」

じゃあおねがーい…と貴女はあっさり眠りに落ちてしまう。あまりにも早すぎるけど全く気にしてない。

「貴女は狡いお人だ」

どうしてこうも簡単に自分の心を奪ってしまうのか…結局は貴女だから別にいいそうだ。

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