狂人反応観察日記 3冊目

うとうと。【京極組】☆ ページ27

・久我

「もふもふって…俺は人間っすよ。」

寝言で『久我君もふもふ〜』と言った貴女にそっとツッコミを返す。まぁ貴女は熟睡しているので返事は来ませんが。

「…いつか【虎徹】って呼んでくださいね。」

貴女に呼ばれると嬉しそうに振り向くけどいつか名前呼びして欲しいな、なんて。



・一条

「大丈夫ですよ、着いたら起こすので」

『ありがと…』とすぐに夢の世界に行ってしまった貴女を見てだいぶお疲れなんだなと思う。

「(少し待て 貴重な寝顔 収めたい)」

もうすぐ事務所に着くのを察するとこっそり貴女の寝顔を写真に収め、運転していた舎弟には「絶対に言うなよ」と若干脅迫じみた感じで内緒にしてもらう。



・守若

「佐古ぉ、安全運転な〜」

普段安全運転とは程遠い彼からの言葉に佐古君は全力で頷く。もし煽り運転をするような輩がいれば彼の手によって落ち武者になっていることでしょう。

「Aの姉貴、おはようございま〜す…ん？さっき何かあったのか？何もないですよぉ。な、佐古？」
佐｢は、はいぃぃぃ！｣

基本正直に言っちゃうけどこの時ばかりは何も知らなくていい、と心の中で思ったそうだ。



・仙石

「(美顔だな、やっぱ)」

貴女の美貌は組内でも評判になっていて、隙もなく無防備のむの字のないと思われていた…しかし噂が何であれ好きな人が自分にくっついて寝てるのは流石の彼も内心ドキドキしてる。

「(どうすっか…)」

可愛らしい寝息を立てながらもたれかかる貴女に珍しく彼の顔が少し赤くなっていたそうな…



・高砂

「着いたら起こしてあげるからね」

優しい手つきで頭を撫でてくれるので安心感の強さからかすぐに夢の世界へダイブ。

「(とても幸せそうなお顔だけれどいい夢見てるのかしら？)」

途中、寝言で名前を呼ばれると「貴女の夢の中の私はどんな感じかしら」と言いながら上着を被せます。

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