狂人反応観察日記 3冊目

抗争中、敵夢主を連れ去り可愛がったら【京極組】☆ ページ13

※久我、一条、国生は天京軸。守若、仙石、高砂は京羅軸

＿＿＿



・久我

「言うことを聞くって言ったのはお前だからな」

そう言って貴女を見つめる表情はまさに虎。例え言うことを聞かなくても今のような状態になっていたでしょう。

「大人しく俺に食われな」

元々貴女に惚れておりこの抗争をきっかけに自分のものにしようとしていたそうですが貴女はそれに気づかず彼に食われるでしょう…(あっちの意味で)



・一条

「バレたら間違いなく俺はただじゃすまない」

ただでさえ粛清リストに載ってるのに攫ったことがバレたら恐らく楽には死ねない。それを知った上で余裕そうに言います。

「だからといって解放はしない」

外には出してもらえませんがよほどのことがない限りは優しくしてくれます。



・守若

「そんなに怖がらなくてもいいのに」

顔色を変えながら震える貴女の頭に手を置き優しく撫でます。

「ここにいれば生きれるからね」

その頃羅威刃事務所は貴女が生死不明、連絡つかずの状態で大騒ぎになっていますが、居場所どころか手がかりすら掴めないでしょう。



・仙石

「すげぇよ、お前は」

死の淵になっても情報を吐かなかった貴女。何故かとどめを刺す気になれず気絶させて連れて帰ります。

「…絶対に帰さねぇからな」

手当てから何まで丁寧に行い、それでも起きない貴女の額に口付けをし目覚めるのを待ちます。



・高砂

「悪い子は地獄に行くべきよ…でもね、何故か貴女だけはそうさせたくないの」

悲しそうに、愛おしそうに貴女の頬を優しく撫でます。その手を振り払ったとしても怒ることも何もせず同じことを繰り返します。

「組織の情報なんていいの…貴女自身のことを教えて？」

例え教えなくても大事にしてくれますよ、ずっと。



・国生【ゲスト】

「悪い大人なんだよ、俺は」

ベッドの近くに腰掛けながらカーテンで覆われた窓の方を向いて誰かに言ってるかのように呟きます。

「…でも、手放すなんてことはしたくねぇ。」

貴女がわけがわからないといった表情をすれば「何も知らなくていいから傍にいてくれ」と貴女の髪をひと房掬います。

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