�� ページ7
何故Aが飛び出したのか…それは男たちが銃を構えていたからだ。
Aが後ろ側に回り込むと同時に凶弾が放たれる。
『…っ！』
「Aちゃん！？」
弾はタイヤ目掛けて放たれた。確実にパンク狙いだ。即座にそれに気づいたAは腕を素早く横に出す。
腕に激痛が走るがそれを堪え弾が飛んできた方向を見ると銃を構えた男たちがニヤニヤしながら更に近づいてきた。
「おー、防がれてしもうたか。」
「あんたら、うちの事務所近くで何してますの？」
「栗林組が逃走用の車でも回してたんか？さっき神成が組員っぽい奴と事務所入って行ったん見たしな。」
「こんな奴らおったか…？まぁええわ、見られてしもうたからには…なっ！？」
銃撃してきたうちの1人…おそらく今田の部下だろう。何故か目を見開いてAを見ている。
「何や、トイレでもしたくなったん？」
「この女、カシラが言ってた例の…！」
「…うわ、ホンマやん！俺連絡するわ！お前ははよ準備してこい！」
「た、頼みますよ！」
どういうことだろうか。とりあえずこちらを見てない隙にAは窓を開けながら呆然としている速水に叫ぶ。
『速水君！私を置いて早く車を回して！』
「で、でも！」
『乗ってたら間に合わない！いいから…』
「ごちゃごちゃうるさいのう、逃がすわけないやん。」
男の1人が再びチャカを放つ。しかし何故か狙いはタイヤではなくAの右足だ。
『うっ…！？(わざと足に…！？)………早く行って！！』
「Aちゃん…………う、うわあああ！」
速水は泣くのを堪え、車を急発進させる。しかし男たちは追撃することなく何故か銃を下ろすと痛みを耐えているAに近づき、何かを取り出す。
「良かったわぁ、スタンガン持ってて…悪いけどしばらく寝ててな。」
『な、何を…』
動くより先に体中に痺れが走る。すぐにAの意識は闇へと落ちる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
十六夜月夜(プロフ) - 楓さん» お待たせしました🙇 (1月9日 17時) (
レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
楓 - リクエストありがとうございました。茂木くんがんばれ笑 (1月9日 13時) (レス) @page43 id: fa3afa321a (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - Rさん» すみません、リクエストは現在受付停止中です！🙇 (1月3日 12時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
R - リクエストですが麻生と夢主(同い年)が内緒で付き合ってて結局バレるっていうのをお願いします🙇 (1月3日 10時) (レス) id: 078d25f248 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - ゆずさん» 夢主の取り合いが起きそうですね…🤔 (1月2日 21時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
