狂人反応観察日記 1冊目

妹分夢主が嘘告白をしたら【羅威刃】☆ ページ30

・城ヶ崎

「俺に嘘は通じない」

彼は相手の目を見れば嘘かどうか分かりますからね…嘘と言う前にバレます。

『し、失礼しました…』

「どこに行く？」

退出しようとした貴女は恐る恐る振り返ると、何故か目を光らせている彼が…

『城ヶ崎さん…？』

「今日はもう他の奴は来ない。ゆっくり話をしようじゃないか。」

…本当に話だけなのでしょうか？



・東雲

「何だと…？」

言葉に反して表情は何処か悲しそうです。どう声をかけようか貴女が迷っていると

「おい…A。」

『し、東雲さん…！？』

やや強引に貴女を引き寄せます。戸惑っているとゆっくり目線を合わせます。

「今から言うことは冗談じゃないから聞き逃すなよ………俺、お前のことが好きだ…嘘って言われても諦めないから覚悟しな。」



・間宮

「…そんな嘘で私が動揺するとでも？」

言葉は冷静ですが普通に動揺しています。しばらくするとこっちに来るよう指示されます。何の違和感もなく貴女が近づいた直後壁ドン状態になります。

『ま、間宮さん…？』

「ちょっと説教をしようか…」

どうやらたまに貴女は彼のことを「可愛い」等と言っていたようです。一体どんな説教が待っているのでしょうか………



・小湊

「誰？君に嘘をつくように言ったの。」

誰かに脅されたと勘違いしているようです。すぐに誤解を解かないと周りの人を斬ってしまうので今すぐ止めましょう。

「そっかぁ、なるほどねぇ…ふーん………」

『す、すみません…小湊さん…』

「いいよ。でも僕、君のことますます欲しくなった………嘘じゃないよ？」

その時の彼は暗殺をしてる時とはまた違った独特のオーラを放っていました。

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