狂人反応観察日記 1冊目

妹分夢主が嘘告白をしたら【天羽組】☆ ページ27

・小峠

「そうか」

その声は怒ってるわけでもなく悲しいわけでもなく呆れてるわけでもない。しばらく見つめていると貴女の顔にタバコの煙を吹きかけます。

『けほっ…何するんですか小峠の兄貴！』

「…嘘でも諦めないからな」

そう言ってその場を去る小峠さんを見送った後貴女はタバコの煙を顔に吹きかける意味を知り、少し彼を意識したようです。



・野田

「なんで目を見て話さない」

恥ずかしがってる訳では無いですが貴女が嘘をつく時に行う仕草を知っている彼はすぐに嘘と見抜きます。

「俺はお前のことが好きな野田」

『野田の兄貴…？嘘ですよね…？』

「惚れた気持ちに嘘はつけんわ…明日から覚悟せい。」

翌日、貴女は彼の言葉が嘘ではないことを身をもって知ることになります。



・小林

「ふーん、そっかぁ………」

一体何を考えているのでしょう。彼も貴女の嘘を見破っています。

『小林の兄貴…？』

「さっき言ったこと、いつか嘘じゃなくて本当に変えてやるからな」

翌日、周りから見ても分かりやすいアプローチをされるとはこの時の貴女は知る由もなかったようです。



・和中

「嘘をついているな………A」

嘘と明かす前にバレてしまいます。貴女が恐る恐るはいと頷くと目を細め軽く貴女の頭を撫でます。

「A…俺はお前が好きだ…この気持ちに嘘はない…」

『和中の兄貴…』

「有言実行…これを受け取って欲しい。」

そう言って彼はブーゲンビリアの花を差し出します。

※ブーゲンビリアの花言葉…あなたしか見えない

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