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「A、今日はね…」
『ん?』
「自由にガラルを歩き回っていいよ!」
『え?』
「つまり休暇!たまには遊んでおいで!」
いいのか?
「もしわからないことがあったらいつでも連絡してね!」
『えっと…行ってきます?』
「行ってらっしゃい!気をつけて行くんだよー!」
___
『(久しぶりにヨロイ島にでも行くか…)』
「あれ?あんたもしかしてA!?」
あ、あのツインテールは………
「久しぶり!今日は休暇?」
その通り。
「たまには息抜きも大事やけんね。これからどこしゃぃ行くと?」
『ヨロイ島かな。』
「なるほど、休暇楽しみんしゃい!」
___
「あ!君もしかしてあの時の!?」
『え?』
「何も言わなくていいよ!私にはわかる!君があの時私の代わりにマスター道場に弟子入りしてくれた子だって!あの時はありがとね!お礼にいいこと教えてあげる!」
いいこと?
「門下生の1人がどうやら伝説のポケモン、カイオーガを見たらしいよ!でも揉めてるらしいんだよね…じゃあまたね!」
いや去るの早。
うーん…マスター道場行ってみるか。
___
「はァ!?カイオーガはホウエン地方のポケモンでしょ!?ガラルにいるわけないじゃん!」
「ワタクシが嘘をついてるとでも!?」
…うわホントだ。ピンクの髪をした音柱並に派手な奴とセイボリーが喧嘩してる。
「…あ、A!ちょうどいい所に!貴女は信じてくれますよね!?」
『えーと、なにを?』
「ワタクシ、伝説のポケモンであるカイオーガをこの目で見たのです!だけどこの者はいるわけないの一点張り…」
「証拠もないのに信じられるわけないよォ!君もそう思うよねェ?」
『まぁ確かに証明できるものがなかったらな…』
「だよねェ!」
「ぐっ…」
『でも最近ガラルには色んな地方の伝説ポケモンが来てるって話だし来ても不思議じゃないと思うけどな。』
「やはり!貴女ならわかってくれると思ってましたよ!」
「嘘でしょー!?わかったわ、そこのボールがチラついてる奴、私と勝負してよォ。」
「いいでしょう。ワタクシが正しいということを教えてあげますよ。」
あ、やべぇバチバチじゃん。
「あの2人、1時間以上言い争ってたんです。」
………そういやあのピンクなんて名前なんだろう。
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