#8 ページ9
『………』
「あら、客人？」
『え………誰………テテフ？』
でも色が違う………パラレルワールドの時と似てるような…
「ふふ、そうね。でも貴女の知ってるカプ・テテフではないわね。」
『(どうしよう…これは多分夢だけどなんでこんな…)』
「貴女、違う世界から来たんでしょ？あいつから話は聞いてるわ…そういえば名前はなんて言うの？」
『A…』
「聞いたことがないわね…まぁいいわ。確かどうやってここに来たか覚えてないんでしょ？」
未だに思い出せません。
「なるほど…それでもしかしたら様々な伝説のポケモンに会うことで記憶が戻るかもしれないと…」
てか私の知ってるテテフじゃないってどういう意味だよ。そういえばあの時のウルトラホールはどういう意味？
「貴女の考えてることはわかったわ。何故私たちアローラの守り神がウルトラホールを開いたり自由に行き来できるのか。そもそも私たちがなんなのか。」
うん大体合ってる。
「そうね…私たちはアローラの守り神のようでそうじゃない。UBたちと同じく異世界から来た存在。たまに迷い込む人間たちがいるからそいつら見つけてあるべき場所に帰したりするのが役目なの。貴女のように来た経緯がわからないタイプもいたわ。でも…貴女のように何故か帰すことが出来ないのは初めてね。」
『帰せない…』
「そもそも、
『…』
「とにかく、諦めちゃダメよ。もし仮にダメだったとしてもこの世界に貴女のことを必要としてくれる奴らがいるんだから…ね。」
『…』
「あら…そろそろ時間ね。次はブルル辺りにでも会えるんじゃない？それじゃあおやすみ〜。」
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